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白髪の旅ガラス

雨水

 雪は解けて雨になり

 氷も解けて水になる

 暦の上では雨水だが

 庭先渇いて春は遠く

 

 雨水かな 春待ち人の 暦なり

雨水_d0052263_14042439.jpg



# by tabigarasu-iso | 2018-02-19 10:00 | | Comments(0)

春一番 2018年

 戸袋が騒ぐ

 風に潜られ

仕方なしに


目が覚める

寒くない朝

もしかして


春一番さん

今年も同じ

時期に来る

 

夜が明けた

厳しい寒さ

ぶり返す朝


 炬燵から 這い出す勇気 消え失せて


# by tabigarasu-iso | 2018-02-18 13:00 | | Comments(0)

マニュアル不要のEMS

 環境ISOは、環境マニュアルの作成を要求していません。環境ISO規格の要求事項に従い、必要なプロセスとそれらの相互作用を含む環境マネジメントシステムの確立し、それを実施し、維持し、継続的に改善することを要求しているだけです。


 それでは、どのようにしてマニュアル不要のEMSを導入したら良いのか、規格要求事項4.1~6.1.1まで駆け足で説明しましょう。


4.1 自社の目的に対して内外の課題を決定しましょう。例えば、電気自動車の割合が市場で増えつつある中、エンジン関連部品メーカーの生き残る課題は何か経営陣は決めなくてはなりません。新市場を開拓しなくてはならないが、開発要員の育成がなされていないことも課題になるでしょう。


4.2 自社の利害関係者の要求を見定め、守る内容を決定しましょう。利害関係者は、自社で働いてくれる社員であり、製品やサービスを利用してくれる顧客であり、会社を取り巻く近隣住民であり、これらとの約束事を守らなければ、自社の未来はありません。


5.1 トップは事業にEMSの要求を組み入れることが必要です。例えば、事業目標の一部に環境目標は組み込まれ、社員教育の中に環境教育が組み込まれ、業務報告の中に環境目標の進捗が含まれ、内部環境監査を通じて業務監査も行い、四半期毎の経営会議にマネジメントレビューも組み込むことは、当たり前のことでしょう。


5.2 環境方針は経営方針の一部であり、環境方針の内容は会社の目的に叶ったものでなければなりません。会社の目的は、利益を上げて存続することですから、二酸化炭素の削減など環境負荷を下げるだけでなく、売上を伸ばす内容も環境方針に組み込むことが必要であり、この点が欠けている組織では環境方針を見直す必要があります。


6.1.1 会社が存続する為に機会となるものは何か、脅威となるものは何か、経営者や管理職の立場では、リスク及び機会として考え、文書化して関係者と情報を共有し、脅威を回避し、機会を招く運用が必要です。


かようにして10.3まで、規格要求事項に沿い、決定するものは何か、文書化するものは何か、必要に応じて手順書などを整備して置けば、マニュアル不要のEMSは完成します。


役に立つ ISOは 使い方 

マニュアル不要のEMS_d0052263_15294035.jpg



# by tabigarasu-iso | 2018-02-17 15:00 | ISOマネジメント | Comments(0)

 これまで21年間、環境マネジメントマニュアルの無い環境ISOの審査は経験したことがありません。20159月の環境ISO規格改訂に伴い、今後は環境マネジメントマニュアルの無い審査に遭遇する機会が増えそうです。


 では、環境マネジメントマニュアルの無い審査、どのように進めたら良いのか、審査員は想定して置かなければなりません。とは言うものの、それほど難しい準備など不要です。むしろ、現実と乖離したマニュルの場合には、その差を確認する時間だけ無駄ですから、無い方が宜しい。


審査員が準備する審査基準は、環境ISOの規格書だけです。残りは、審査先で確認する審査チェックシートに規格が要求する文書化した情報の種類を書き込み、要求に応じた提出や説明があれば良く、資料の提示や説明がなければ不適合とすれば良い。


何しろ、改訂された環境ISOの大半はプロセスを要求しています。そのプロセスなるものは、文書化してもしなくても良く、何が現場に入り、何が現場から出て行くのか、設備、人、手順、監視基準の説明があり、必要に応じて記録で証明できれば良い。


ただし、説明を恙なく行う人が異動になったり、退職した場合に備え、引継ぎや教育用の資料を備える必要はあります。その場合、環境マネジメントマニュアルのタイトルは止め、参考資料にして置きましょう。


マニュアルに 頼る若者 捨てる人

環境マニュアルの無い審査_d0052263_10090563.jpg



# by tabigarasu-iso | 2018-02-16 10:00 | ISOマネジメント | Comments(0)

目が回る

 ショートトラックでのスケート競争を見ながら、故郷の村の上にある分校の小さな校庭で行われた運動会を想い出していました。


スタートしたと思う間もなく直に曲がり、直線になったかと思えば直に曲がり、足の速さより曲がり方が勝負の分かれ目であったことを想い出します。


その足にスケートを履けば、テレビで放送されている競技でしたから、自分が氷の上を滑っているような気持になり切り、楽しく観戦などしていられません。


やがて目が回り始め、漸く自分は観戦者だと気付きます。滑走者なら、目が回る筈がありません。何はともあれ、誰が勝とうが、誰が負けようが、昔を想い出させてくれる姿に拍手です。


白根山 ドンと爆発 やめとくれ

目が回る_d0052263_11455559.jpg



# by tabigarasu-iso | 2018-02-15 11:44 | 随筆 | Comments(0)