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白髪の旅ガラス

<   2019年 07月 ( 28 )   > この月の画像一覧

水で流されたメダカ

 孵化したばかりのメダカが水面を泳いでいました。それがメダカと分かるのは、左右の黒い目玉しか見えませんが、上下に動くボウフラとは異なり、水面をゆっくり前進する泳ぎ方からです。

 その数を数えてみれば、両手両足では足りません。

「おい、メダカが孵化しているぞ」

「そうね、水を沢山入れてあげたわ」

「沢山の水、もしかしたら溢れるほど」

「そうよ、どんどん流れ出すまで」

「そいつは拙い」

「あら、どうして」

「孵化したメダガが流れ出す」

「そんなことはないでしょう」

「いや、ある」

 翌日、水面を観察してみれば、目玉の動く姿が少ないようです。藻の中に隠れているのか、親メダカに食べられてしまったのか、それとも溢れ出た水に飲まれて水槽から出てしまったのか。

一週間後、水槽の増え過ぎた藻を間引きして、水面が落ち着いたところで目玉の泳ぐ姿を捜しましたが、見えるのは数匹だけです。恐らく、溢れ出した水に飲まれたのでしょう。


溢れ出す 水に子メダカ 飲み込まれ

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by tabigarasu-iso | 2019-07-31 13:53 | 随筆 | Comments(0)

姫路城を見上げ

 姫路駅から徒歩で15分、梅雨明けの空に浮かぶ姫路城の姿に見惚れ、車道に負けない幅の歩道の車道寄りを歩けば、額から玉の汗が吹き出して眼鏡を曇らせ、背中に回った汗は大挙して尻に達する。

 使い慣れたハンカチーフで額から首まわりまで拭けば、大量の汗を吸い込んで大いに膨らむ。それが耳元に達した時、もう限界だ、これ以上は吸えないと、助けを求める声が聞こえたような気がする。

いよいよ姫路城の天守閣に登ろうとしたが、今度は人の脚が悲鳴をあげた。天守閣から見渡す感激は、また来る時の楽しみに遺して、来た道を戻る途中で茶店に立ち寄り、地ビールで喉の渇きを潤す。

 店内に飾られた姫路城の写真と己のカメラに納めたそれを比べながら、我が腕も捨てたものではないと頷きながら地ビールを飲み干した。店を出てから振り返れば、姫路城の天守閣が腹を抱えて笑っているような気がする。


天守閣 見上げて足りる 人もあり 

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by tabigarasu-iso | 2019-07-30 15:41 | 随筆 | Comments(0)

令和の初蝉

 例年より長い梅雨が明けたのでしょうか、晴れ渡った空から視点を下へと移動してみれば、枇杷の木肌に溶け込んだ蝉の姿がありました。

 枇杷の木の下の地面から這い出して、どこかで殻を脱いで蝉の姿に変身してから、飛べるようになるまで翅を乾かし、飛翔のエネルギーが貯まるまで待っているのでしょう。

「飛ばないで」

 人の言葉など分からない蝉に頼んで、スマートフォンを取り出してから、令和の初蝉をカメラに納めました。

 写真は逆光の中でしたから、令和と言うより昭和初期の写真のようで、全体が淡い黄色に包まれ、蝉が何処で翅を休めているのか、目を細くして見ないと判りません。


油蝉 夏が来たよと 鳴いとくれ

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by tabigarasu-iso | 2019-07-29 23:36 | 随筆 | Comments(0)

ヤモリ親子の会話

 珍しく、台所の窓ガラスにヤモリの親子が現れました。余裕を持って構えるの太腹の母親ヤモリに対し、細身の子ヤモリは接近してくる獲物を直に捕獲しようと動いては失敗の繰り返しです。

 やがて場所が悪いと考えたのでしょうか、隣の窓ガラスに移動したまでは良いけれど、そこは網戸の内側でしたから、幾ら待っても獲物は接近して来ません。

それと知った母親ヤモリは、自分も隣の網戸へ移動して、その外側から子ヤモリを呼んだようです。網戸の内側から母親ヤモリの下へ移動した子ヤモリは、何やら教えて貰ったのでしょう。

 分かりましたと首を振り、窓ガラスの外枠まで移動し、そこで母親ヤモリと合流しました。

「お前さん、網戸の内側はいけないよ」

「そうだね、お母さん」

 こんな会話が聞こえてくるようです。


台風の 上陸うけて 雨戸閉め

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by tabigarasu-iso | 2019-07-28 19:30 | 随筆 | Comments(0)

メンバーは辛い

 審査は、複数で行う場合と一人で行う場合とがあります。複数審査の場合、リーダーとメンバーに役割が分かれ、メンバーはリーダーの作成した審査計画に従い審査しなければなりません。

 メンバーの場合、遠隔地に出向くことが宿命であり、審査中の移動時間に余裕はなく、重い鞄を抱えて急ぎ足は想定内ながら、想定外の電車トラブルがないことを祈るだけです。

 サイト間の移動がない場合でも、リーダーは管理責任者とエアコンの良く効いた会議室で審査、メンバーは会議室と離れた現場まで歩いて汗にまみれ、溶解炉の前で管理状況の説明を受けながらも、熱中症で倒れてはいけません。

 どちらを選ぶかと問われたら、誰もがリーダーを選ぶことでしょう。けれど、リーダーとメンバーの選定は審査機関の判断ですから、何れを依頼されても役割を果たすほかないようです。


夕食の メニューもメンバー 遠慮して

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by tabigarasu-iso | 2019-07-27 14:09 | 随筆 | Comments(0)

「つらい」と「からい」

 辛い(つらい)は、他人に対して冷酷である、心身ともに我慢できないくらい苦しい、対処が困難である、つれない、等の意味があります。

 一方の辛い(からい)は、味覚のからいの意味と直ぐ分かり、使い方に迷うことはありません。例えば、審査メンバーの立場は辛いと書けば、誰もメンバーがからい味とは思わないでしょう。

 従い、腰痛を我慢する辛さは当人でしか分からない、また過去の腰痛の辛さは当人でも想い出せない、顧客の要望は余りにも身勝手で対処するには辛いものがある、急変したあなたの辛い態度が悲しくて、かように辛いを使えば、からいと間違えることはありません。

 ただ、この食事は辛いのように書くと、食事が食べ難いものであれば「つらい」と読み、食事の味付けに唐辛子が効き過ぎていれば「からい」と読み、どちらにも取れますから、何がどのように辛いのか説明文を追加する必要がありそうです。


同じ字で 読みが違えば 別の意味

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by tabigarasu-iso | 2019-07-26 09:58 | 随筆 | Comments(0)

先輩と語る審査道

 柔道、剣道、茶道、花道、山道と、人の歩むところには道がある。当然のことながら、コンサルにも歩むべき道があり、審査にも歩むべき道があることを忘れてはいけません。

 審査道とは、審査員として必要な力量(規格要求事項の正しい理解力、読む力、聞く力、話す力、書く力、説得力)を持ちながら、要求事項とシステムのギャップを検証する道、審査相手の要望に応えながら審査を進める道、コンサルや前の審査を否定しないで軌道修正する道とが想定されます。

かように想定した審査道が正しいものか、自分一人のものか、話し合える先輩の審査員と語る機会がありました。これは、単独の審査では味わえない幸福な瞬間です。

「ところで、前回の審査で指摘しなかつた点、今回の審査で指摘する必要がありますね」

「その通りです。指摘しないのは相手にとってマイナスになり、審査の道からも外れますね」

 同じ審査道を目指す方との審査は得るものが多く、もう少し語りたいところですが、今宵はここまで、お休みなさい。


審査道 語れる相手 少なくて


by tabigarasu-iso | 2019-07-25 07:26 | 随筆 | Comments(0)

 雨が降らなければ農作物は育たない

 雨が降らなければ飲む水も枯渇する

 雨が降り続ければ土砂災害が起こる

雨が降り続ければ散歩にも行けない

降り過ぎる雨の故郷は温度の高い海

海水の温度を高くするのは太陽の光

太陽の光が熱に変わる理由はガスで

ガスの濃度が高くなって温室効果か

ガスを放出するのは人の仕業と承知

原因分かったにしても雨は良く降る


雨は降る 高い湿度に 襟汚れ


by tabigarasu-iso | 2019-07-24 07:29 | | Comments(0)

 既に、自宅やホテルでパソコンをインターネットに繋ぐWi-Hiは当たり前になっていましたが、それが新幹線車中においても利用できるようになりました。

 ただし、新幹線のFreeWi-Hiは、送信データを他の誰かに傍受される可能性がありますから、大切なデータの送信は控えて、受信中心に利用するのが良いようです。

 それでも、送信したいデータがある場合には、誰かに読まれても問題のないもの、例えばブログの更新などに限定するのが宜しい。

誰かに読まれて困るデータは、FreeWi-Hiではなく、スマートフォンのテザリング機能を使うか、容量の大きなデータ送信であれば、やはり専用受発信機の利用になるでしょう。

 けれど、専用受発信機の維持には電話機一台分の費用が掛かりますから、利用頻度や送信データ量の少ない場合には、パソコンをスマートフォンに繋げ、テザリング機能を利用するのが宜しい。

 これに気付くまで、専用受発信機を何年も維持していましたから、新しく高価なパソコンが購入できるほどの無駄をしていたようです。

専用受発信機の販売者は、スマートフォンのテザリング機能で十分なユーザーと分析していても、決して教えてくれません。


Wi-Hiは バスや電車も 縄張りに


by tabigarasu-iso | 2019-07-23 17:07 | 随筆 | Comments(0)

審査コンセプトの提示

 参議院選挙の投票日と重なった日曜日のこと、朝早くから都内に集合した審査員は、所属する審査機関の上級管理者から審査コンセプト(骨格となる観点)の説明を受けました。

1)信頼性の高い審査

 審査基準から逸脱したもの、逸脱しそうな状況を発見したなら、的確に指摘しましょう。そして、的確な指摘をする為には、周到な準備をしましょう。また、周到な準備の結果は、審査計画に反映させ、現場審査時間を増やしましょう。更に、審査のアンケートは辛口にして貰い、審査のレベルアップを図りましょう。

➡その通りですから、後は審査員が実践するだけです。

2)関係者目線

 審査を受ける側の目線で審査をしましょう。

➡審査側の視点を主に審査して来た反省です。

3)審査先のコミットメントのレベル向上に役立つ

 組織がコミットメントする内容は、汚染の予防、環境保護、順守義務を満たすこと、それに環境パフォーマンス向上です。これらのレベルアップに役立つ審査は、十分に議論するしかなく、時間的に容易ではありません。

➡コンサルが禁止されている審査では、コミットメントのレベル向上を阻害するシステム要素を洗い出し、改善の議論に重点を置くことが理想になります。

4)コンサルに匹敵する審査

 コンサル的な審査を実現するには、一期一会の審査では難しく、3年間は担当の審査員を固定する手法への切り替えが必要です。

➡審査員を3年間は固定する重要性に気付いたようですから、その実現に期待したいものです。

 こうした重要な説明会であっても、誰かは居眠りしているものですが、誰もが目を見開いている現場は、空気が張り詰めて心地良く、審査の明るい未来が幾らか見えたようです。


雨上がり 決死隊にも 夏は来る


by tabigarasu-iso | 2019-07-22 13:00 | ISOマネジメント | Comments(0)