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白髪の旅ガラス

<   2019年 04月 ( 29 )   > この月の画像一覧

平成最後の雨が降る

 窓の外では、31年間の平成時代を締め括るかのような雨が静かに降っています。人が平成時代を振り返る早朝、雨音の旋律を乱したのは、時代の移り変わりなど気にしない近場の家猫と野良猫が互いを威嚇する鳴き声でした。

 時代が平成から令和に変わる人の世に比べ、猫の時代は古代から変わらず、変わるのは季節に応じた体毛くらいです。変わるのは、春先や秋口の恋の季節くらいでしょう。

 猫の世界はさて置き、昭和生まれの自分が平成を振り返る時、平成元年は昭和64年ですから、当時の自分は37歳、無我夢中でセミナー企画に無い知恵を絞っていました。

平成31年の今年は67歳で環境ISOの審査員やコンサルとして、社会貢献を少しでも出来れば良いと願っています。思えば、平成元年は人に講師を依頼するセミナー開催でしたが、平成31年は自分でセミナー講師を務めていますから、自分の時代も大きく変わりました。

 さて、明日から始まる令和の時代、自分は己の時代をどう作りましょう。

「僕には関係ねぇ」

 そう言いたげな愛猫は、回転椅子の背に昇り器用に眠っています。


春菊の 摘んだばかりを 茹でて食べ

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by tabigarasu-iso | 2019-04-30 18:00 | 随筆 | Comments(0)

居眠り誘う連休

 暦の上では大型連休ですが、連休を取れない人、連休を取っている人、そもそも日頃から連休に近い人、様々な人が居ることでしょう。

急ぎの用事がなくなると、気の緩みからでしょうか、良く寝た筈なのに昼間から居眠りしたくなります。それも朝食、昼食を済ませ、胃袋が満たされた頃のことですから、自然のことかも知れません。

今日もまた、仕事をするつもりで机に向かったまま、居眠りしている自分に気付いたのは一時間後のことです。これが車の運転中であれば大変なことになりますが、パソコン操作ですから誰にも迷惑は掛けません。

それにしても、居眠りほど気持ちの良いものはないようです。幼い子が眠りから覚め、清々しい顔を見せるのと同じ、爺様が清々しい顔を取り戻せるのは、居眠りから覚めた瞬間くらいでしょう。


藤棚に 手を伸ばしては 食べる真似

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by tabigarasu-iso | 2019-04-29 14:30 | 随筆 | Comments(0)

大きな犬に怯む僕

 ブロック塀の穴から鼻孔に届く体毛の匂い

 朝夕散歩する彼女より劣るものの仲間には

 違いないと思いながら近寄って見上げれば

 見下ろす顔の大きさに虎猫の僕は腰が抜け

 目一杯尾太くして抵抗したが知らん顔の犬


 ライオンに見えたから覚悟決めて目閉じる

 けれどなかなか喰われないから片目開けて

 落ち着いて大きな犬の顔見れば間抜けだが

 何するのか不明な微笑に腰抜けたままの僕

 呆れた家人に抱かれて家に戻れば巣の中へ


町会費 渡す庭先 牡丹咲き

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by tabigarasu-iso | 2019-04-28 22:23 | | Comments(0)

 どの業務でも廃棄物は発生しますが、業務目標は製品やサービスの売上や利益であり、その為に営業力の強化、歩留まり向上、生産性の向上を手段にするのが一般的です。

利益を確保するには、仕入れた材料を無駄にすることなく製品にすることであり、廃棄物の削減はその為の施策の一つに過ぎませんが、環境目標に掲げる組織が少なくありません。

業務目標の売上や利益を達成する為に、生産効率を上げ、歩留まりを向上させれば、廃棄物は削減できます。そこで、業務目標と環境目標が離れている組織の場合、利益目標を達成する為、売上目標、経費目標、その内訳の一つとして廃棄物の削減目標を環境目標として設定すれば、業務目標に環境目標が包含され、環境目標の達成が業務目標の達成の手段になることでしょう。

他にも、経費の内訳として、エネルギーの使用効率向上、資源の有効活用などを環境目標として設定すれば、業務目標に環境目標が包含されます。更に、売上達成手段として、環境配慮型製品販促を環境目標として設定すれば、業務目標と環境目標の統合は完成することでしょう。


十連休 騒ぐな爺は 慣れている

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by tabigarasu-iso | 2019-04-26 07:15 | ISOマネジメント | Comments(0)

野球は観るものですか

「良くも飽きないで弱いチームの試合を最後まで観ていること」

「最終回で逆転するかも知れない」

「そうかも。でも、野球は自分でするものでしょう」

「そりゃそうだ」

 いつもの相方とのやり取りとは、科白が逆転しているようです。映画は観るものでも、誰も異議はありませんが、スポーツは観るものと参加して汗するものとに分かれますから、相方の半分正しい突っ込みに頷きました。

 同じようなことが旅行にも言えます。

「観光旅行は、僕の趣味ではありません」

「なら、どんな旅行を」

「旅先で走るとか、目的を持った旅行なら」

「観光を目的にするのも良いものですよ」

「反対はしませんが」

 これは、当人の好みですから当然のことでしょう。

 それなら、囲碁や将棋の対戦をテレビ観戦するのはどうでしょう。

「映画でもないし、スポーツでもないし、旅行でもなく、観ても良く分からないし、参加する機会もないから、お好きにどうぞ」

こう開き直られても困りますが、十歳のプロ棋士の対戦は、同年の孫を持つ爺として観戦する価値がありそうです。


何処行くの 同じ場所でも 聞きたくて

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by tabigarasu-iso | 2019-04-25 07:00 | 随筆 | Comments(0)

咳マナー

 咳は、肺に潜り込んだウィルスや埃など異物から肺を守る防御機能ですから、咳止めの薬で咳を無理やり止めるのは、原因を取り除かない無茶な行為です。

 だからと言って、咳の出るがまま人前も気にしないで居るのは咳マナーとしては許されません。そっと席を立って無難な所で処置するか、マスクを掛けて唾など飛散しないようにしたいものです。

 その咳が悪性のウィルスの所為だとするなら、人前に出るのは控えるのが本人の為にも良い筈ですが。また、そうではないとしても、人前で話す講師や審査員は、相手に不安を与える咳が出ないよう心掛けなければなりません。

 それでも生身の人間ですから、咳が出る場合にはマスクを掛けるのはルールです。ある審査現場で、メンバーはリーダーに言いました。

「マスク、掛けませんか」

「いや、もう治りますから」

 こうして、審査中に咳を繰り返すリーダーにメンバーが何回か提案しても、頑固なリーダーは言うことを聞きません。やがて、審査を受ける側の人がマスクで登場するに至り、メンバーは申し訳なく頭を垂れたものです。


審査員 評価項目 マナーあり

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by tabigarasu-iso | 2019-04-24 09:30 | 随筆 | Comments(0)

道端に咲く花

 車道の端の砂溜まりに可憐な花が咲いています。

その花の咲くまで雑草かと思っていましたから。

何処からか種が飛び根を張り花開いたようです。

名も知らない花に魅かれ暫く見詰めていました。


愛猫の 好みと違う 花でした

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by tabigarasu-iso | 2019-04-23 14:30 | 随筆 | Comments(0)

孫の意図を忖度する爺

 不安な顔で手差し出す孫の意図

 安定した相手に抱いて貰いたい


 抱いて貰いながら身体向けるは

 向けた方向に歩いて貰いたいと


 抱かれたまま静かに身体寄せる

 まもなく眠りたいから宜しくと


 孫の意図の忖度ならば当たり前

 総理副総理の忖度発言御法度と


子の意図を 読めない親の 悲しさよ

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by tabigarasu-iso | 2019-04-22 06:52 | | Comments(0)

 これまで22年間、環境ISOの審査チームでリーダーやメンバーを担当して来ましたが、同年同月生まれの審査員のチームは初めてのことです。

 それがどうしたと言われる前に、生まれ年を知ること重要性について。生まれた年が分かれば、その後の経済や文化の流れの中で受けた影響が分かり、不明な点を説明する際の背景になり易い。

 例えば、不動産バブルが弾けた当時の親を持つ方は、本業以外の儲け話に神経質になり易い傾向にありますから、環境ISOの目標設定において、本業と乖離している場合のリスクとして説得力を持つことでしょう。

 審査仲間が同年同月生まれの場合も同様でして、同じ時代を生きて来た背景がありますから、審査の視点で共通する点が多くなります。共に戦後生まれながら、親は戦争体験をしていますから、無謀な戦はしてはいけない、戦術は具体的でなければいけない、部下の士気を高める評価でなければいけない点で頷ける。

 更に、事務局、部門責任者、経営層の意識の持ち方に関し、親から聞いた教訓が生きているのでしょうか。向かない方に無理を言って無駄である、優れた方に提案するのが有効であることなど、強い仲間意識を持って、話し合いながら審査を進めることが可能です。


先輩を 敬うように 妻に言い

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by tabigarasu-iso | 2019-04-21 14:53 | 随筆 | Comments(0)

 審査の初日を終え、藤枝駅を降りて直のソバ屋に入ると、「ソバ屋の美味しいラーメン」のチラシが目に入り、ソバを食べるつもりがラーメンになりました。

 麦酒を飲み始めると、若い店員が訊ねます。

「ラーメンをスタートさせても宜しいでしょうか」

「どうぞ」

 それが目的ですから、迷わず頷きました。

 どんな味のラーメンか想像しながら麦酒を飲んでいると、リンとタイマーの音が聞こえて来ます。

『手順通り、正確に作っているのだな。これは期待できる』

 そう思い込んでしまいました。

 二杯目のグラスを傾けていると、チラシにある写真通りのラーメンの登場です。けれど、残念なことに匂いが予想外でした。どうやら、魚粉が多量に入っているようです。

 他に食べるものがありませんから、匂いの感覚に栓をして、ソバ屋のラーメンを食べ終えました。やはり、ソバ屋ではソバを食べるのが良いようです。


ソバ屋では かつ丼美味い 店多く

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by tabigarasu-iso | 2019-04-20 16:44 | 随筆 | Comments(0)