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白髪の旅ガラス

勇気を失くした猫

 本来、猫は人や犬と比べて身軽な動物の筈です。木登りは朝飯前のこと、高い場所から飛び降りても、途中で身体を回転させて、着地に失敗することはありません。

 少なくとも、米蔵を荒らすネズミ退治に従事していた家猫はそうでした。その能力を確かめようと二階から落としても、平然と庭に着地しましたから、身軽い動物であることに間違いはありません。

 ところが、同じ家猫でも栄養満点の餌に満足して運動不足の猫は、相方の背中を利用して高い棚に駆け上がり、棚の中の探索に飽きて棚から降りたくなったようですが、下を見たまま悲しそうに鳴くだけです。

 困り果てた相方に呼ばれて棚を見上げれば、良く太った猫が申し訳なさそうな顔で、こちらを見下ろしている。笑いを堪えて、そっと手を差し伸べ、猫の太い身体を抱えて降ろしてあげました。


 廃家電 無料回収 喧しく

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by tabigarasu-iso | 2019-01-31 13:00 | 随筆 | Comments(0)

事務方に訊いて

 何を質問されても、実態を把握していない大臣は繰り返すしかありません。

「事務方に訊いて」

 これでは、大臣としての説明責任が果たせなく、その任に不適切な方ですから、速やかな交代が必要ではないでしょうか。

「それも事務方に訊いて」

 その大臣、度々テレビに登場しています。自分の部下が起こした不祥事なのに他人事、無責任か、自覚ないのか、器が大きいのか、愚かなのか。笑顔で対応する場面には、首を傾げる方も多いことでしょう。

環境ISOでは、リーダーシップの要求事項として仕組みの有効性に関する説明責任があります。話題の大臣を審査すれば、誰もがリーダーシップを果たしていないとして、不適合の判定をすることでしょう。

ところが、行政の要ともなると、説明責任を果たせなくても平然としているのは、国民を馬鹿にしているとしか言いようがありません。


事務方に 訊くなら事務方 大臣に

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by tabigarasu-iso | 2019-01-30 10:00 | 随筆 | Comments(0)

蠟梅の香り届きそうな

 寒風の吹き荒む時は炬燵で丸くなり

寒風の疲れて止む瞬間に香り漂わす

鼻の奥まで届く清らかな匂いの梅と

鼻先で遠慮する奥床しい匂いの蠟梅


蠟梅の 写真に香り 載せる甥

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by tabigarasu-iso | 2019-01-29 14:21 | | Comments(0)

自問自答の審査

 相手を特定しないまま質問を始めたものの、答えを待たずに自分で説明してしまう審査員が居ます。

「こんどの規格要求には、環境保護のコミットメントが追加されました」

 誰に質問したいのか分からない口調に誰もが身構えていましたが、審査員は自ら答えました。

「生物多様性や持続可能な資源の利用など、貴社ではカワセミの立ち寄る池の管理が該当しますね」

 これは、審査ではなく解説に他なりません。それなら、環境コンサルの領域ですから、わざわざ審査員に説明して貰う必要などなく、無言で立ち会うコンサルに失礼です。

 それに気が付いた事務局の方は、審査会場を離れた際、コンサルに言いました。

「自問自答が多いですね。審査とは、こうしたものですか」

「いいえ、説明は必要ですが、答えは審査を受ける側に言って貰うのが基本です」

 自問自答の審査は、審査を受ける側に何の益もなく時間の無駄です。質問した際に答えられない場合、その原因を探る為に、次の質問として教育の仕組みなどに移るのが本来の審査でしょう。


 訊ねては 答える審査で 多忙とか


by tabigarasu-iso | 2019-01-28 09:06 | ISOマネジメント | Comments(0)

横綱不在の大相撲

 場所中に一人の横綱が引退し、二人の横綱が休場した大相撲、横綱不在の興行となりましたが、それはそれで他の力士にとって優勝の機会が巡って面白いものです。

そろそろ、弱い横綱を無理に擁立して、その維持に神経を遣うより、大関を最高位に位置付け、その大関が負け越した場合は関脇に降格し、関脇が負け越したら小結に降格し、更にそこで負け越したら前頭に降格し、更にそこで負け越したら十両に降格する、番付改革の時期ではないでしょうか。

 そもそも、力士は本場所が終われば地方巡業で仲良く演技する相撲協会の仲間ですから、横綱で負け越したなら引退するような厳格なルールなど不要だと思います。負け越したら降格し、もう一度横綱に挑戦できる制度であっても良いのでないでしょうか。

その場合、横綱の呼称が邪魔になりますから、降格が可能な大関を最高位にすれば良い。勝てそうもない時に休場する横綱より、負け越して角番になる大関の必至な姿に期待したいものです。


懸命な 攻め合い見せる 相撲かな


by tabigarasu-iso | 2019-01-27 11:52 | 随筆 | Comments(0)

モツカレー

「静岡オデン、何処で食べられますか」

「それなら、御一緒しましょう」

 予約なしに乗り込んだ店は、既に満席です。

「上に姉妹店があります。そちらで如何ですか」

「こちらのオデンがそちらで食べられるの」

「ええ」

 階段を上がった姉妹店に客は一人も居ません。

「上の方が天に近いのに妙ですね」

「通りに近い下の店が天ですか」

 生ビールを煽りながら言いたい放題です。

「ここの店にあるモツカレー、食べてみますか」

「モツとカレーは知っていますが、モツカレーは知りません」

「なら、挑戦してください」

 初めて食べたモツカレー、味はカレーが主で舌触りはモツの珍味でした。


 福岡の 先輩遠慮の モツカレー 


by tabigarasu-iso | 2019-01-26 16:09 | 随筆 | Comments(0)

納豆は嫌いだった

 15才の春まで、独特の匂いがする納豆の傍に寄るのも嫌いでした。嫌いなものは無理に食べなくても、他のもので補えば生きるには問題はないものです。

そんな考えが通らない環境に置かれたのは、中学校を卒業して初めて他人の家で下宿生として暮らし始めた時のことでした。

毎朝、下宿先のおばさんは納豆を食卓に用意してくれます。他の下宿生が美味しそうに納豆を御飯に載せて頬張る中、自分だけ嫌いとは言えなかった。

覚悟を決め、目を瞑り食べてみたところ予想外に旨い。口に入れてしまえば、匂いもそれほど気になりません。それからと言うもの、独特の匂いのする納豆ファンになりました。


 納豆の 匂いなければ 良いものを



by tabigarasu-iso | 2019-01-25 10:25 | 随筆 | Comments(0)

健康審査

 健康で生き甲斐のある活動が出来なくなれば、人生は面白くありません。それと同様、審査員も健康で審査を受ける側に有効と評価されなければ、審査は面白くない。

 例えば、松葉杖で現れた審査員を見て、現場確認を心配しない人は居ません。それも高い場所に上がる必要のある現場に向かうとなれば、命懸けの審査になります。

覚悟を決めて臨んだ審査員は良いとしても、審査を受ける側は怪我でもされたら堪りません。出来ることなら、現場審査は避けたいところですが、それを外せない審査もある。

かような心配を掛ける審査員にならぬよう、審査業務に携わって来ましたが、年配の審査員が行う審査に立会い、幾らか浮腫んだ顔を見て考えたものです。

・役立つ審査の意欲が失せたら審査は止めよう

・顔に浮腫みが出たなら審査は止めよう

・名前が覚えられなくなったら審査は止めよう

・声が聞こえなくなったら審査は止めよう

・重い鞄を持てなくなったら審査は止めよう

・旅に出て泊まるのが嫌になったら審査は止めよう

 いずれか一つ自覚したなら、年齢とは関係なく自ら審査員を止めた方が良い。審査を受ける相手から言われて止める、それだけは避けたいものです。


 雪の富士 見せぬ看板 多いこと

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by tabigarasu-iso | 2019-01-24 11:30 | 随筆 | Comments(0)

兄の力量

 この春から始まったNHKの連続テレビドラマ、視聴率が芳しくないようですが、韋駄天の弟を思う兄の気持について、既に何度か心揺れる場面がありました。

 自分の兄がそうであったなら、自分はどんな道を歩んでいたことであろうか。また、自分が兄のようであったなら、弟達はどんな道を歩んでいたことでしょう。

 自分の将来しか考えない兄を持つ弟は、兄に頼らない生き方しかありません。父親が居れば、子は父親に頼りますが、父親が兄の言う通りなら、弟は兄の顔色を見て育つことになります。

その兄の力量が弟に対して貧弱であれば、韋駄天は後世に名を遺すような人にはならなかったかも知れません。それとも、兄の力量とは関係なく、自分の力量で世の中に役立つ人になったかも知れない。


喧しい 爺様前の 席に居て

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by tabigarasu-iso | 2019-01-23 07:18 | 随筆 | Comments(0)

長寿命

 人の寿命が延びたのは、食生活の向上や医療制度の発達によるものです。また、車や家の寿命を延ばすのは、新たに生産することを考えれば環境配慮と言えるでしょう。

 ただ、何でも延ばすだけではいけません。人の寿命、人らしい健康な寿命を延ばしたいものです。それに、車の寿命、燃費が悪く、排気ガスを撒き散らすガソリン車なら、電気自動車に買い替えた方が環境配慮と言えるでしょう。

玄関ドア、住んでから30年近く毎日開閉を繰り返した結果、開ける度に角が何処かに当たり、軋む音が喧しくなりました。寝て居る人は、何事かと飛び起きる程です。

修理をお願いすれば、修理するより買い替えた方が良いとのこと。網戸の交換なら頷けますが、玄関ドアの交換は経済的に容易ではありません。そこで、修理が可能な建具屋に連絡です。

「直りますよ」

 さっそく、ネジを調整した上で、擦る箇所をグラインダーで削り、油を刺して、開閉に軋む音はすっかり消えました。こうした電気を使用しないドアや椅子など、修理しながら長く使いたいものです。


 長生きは 健康ならば したいもの

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by tabigarasu-iso | 2019-01-22 07:25 | 随筆 | Comments(0)