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白髪の旅ガラス

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 これまで国技として長年続いて来た大相撲ですが、力士の出身国の構成から分かるように、今では日本の国技とは言えなくなりました。


また、土俵外の暴力で大怪我を負った力士が、止むを得ず起こした訴訟も身内への圧力が強過ぎ、仕方なく訴訟を取り下げたようです。


これでは、暴力を受けた被害者を保護する国家ではなく、暴力を振るった側に軍配を上げる侵略国家と変わりません。


 幼い頃から、回し一つで武器も持たず身体でぶつかり合う大相撲のファンでしたが、もはや暗黒の世界と化したようですから、それを応援する訳には行きません。


かすむ文字 インクも漏れる 人並みに 

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by tabigarasu-iso | 2018-10-30 17:00 | 随筆 | Comments(0)

パスワードが解らない時

 幾種類ものサービスに備えて知恵を絞った挙句に作成した筈のパスワードですが、サービスの種類毎に幾らか構成内容を変えて作成した所為で、肝心な時にパスワードが合いません。


 何度もパスワードを入力する間に記憶が怪しくなり、大文字であったか、小文字であったか、それとも組み合わせに用意した番号がずれているのか、何が原因だか解らず、再度、パスワードを設定する羽目になります。


 再度設定したパスワードも同じ運命を辿り、己に呆れた挙句、サービス毎にパスワードの一覧表を作ることにしましたが、これを見ながらパスワードを入力しても、誤りの表示がなされたなら厭になるしかありません。


 指紋認証、声認証、顔認証の何れかであれば、文字を入力することもなく、忘れる恐れもなく、他人に悪用されることもない筈ですから、いずれ利用させて貰いましょう。


 パスワード 作り過ぎては パス出来ず

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by tabigarasu-iso | 2018-10-29 09:15 | 随筆 | Comments(0)

 人の住まなくなった家は、朽ちる速度が早まる。木造の柱に梁、土の壁に風が当たらず、それらが黴などの微生物の力で喰われて分解してしまう所為であろう。


人が住み続ければ、百年経っても立派に柱や梁の役目を果たしているが、それが叶わなくなった時には解体専門業者に任せて、無神経な重機でバリバリと破壊して貰い、柱や梁の歴史を閉じる。


古民家に特有な大きな梁や柱は再利用される場合もあるが、大半は焼却処理や埋め立て地に運ばれ大気や土中に帰ることになるようだ。やがて樹木の養分となり大きな丸太になる日も来るが、半世紀を待たねばならない。


古民家を重機で器用に解体する操作者の言葉が気に掛かる。

「気持ちが良いですね」

 予定通り作業を終えた満足感であろうが、解体された家の気持にも触れて欲しい。


 主なく 解体される 家は泣く

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by tabigarasu-iso | 2018-10-28 09:30 | 随筆 | Comments(0)

やばい

「彼の商売、やばいぞ」

「俺もそう思うよ」

「なら、近づかないに限る」

「そうしようぜ」

 あぶない商売に手を染めた彼とは、仲良しになってはいけませんね。


「この味、やばいよ」

「本当だね」

「初めての味」

「異議なし」

 初めて訪れた店で出されたスイーツの味に感激する表現もやばいとは、どうも違和感があります。


 テレビに頻繁に登場する著名人に会った田舎の子供たちが口にした「やばいよ」は、どんな意味でしょう。あぶない人だと思ったのか、すごくいい人とみたのか、それとも信じられない出来事とみたのか分かりません。


 言葉は、時代や場所により意味が異なるのは承知していますが、その意味を理解しないまま、感覚で使用する人が多いような気がします。それでも、その言葉がその場に合っていれば良いのですが、そうでない時は耳障りで仕方ありません。


やばいよね それが人なら 尻込みし

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by tabigarasu-iso | 2018-10-27 10:10 | 随筆 | Comments(0)

 過日、インドネシアで勤務していた人と一緒に環境ISOの審査をする機会がありました。その方は、ガラス加工分野の専門性を付与する教育も兼ねた審査でしたから、評価者に出来るだけ良い印象を与えるよう工夫されたようです。


 宿泊先から審査現場までの車中、これまでの経験を評価者の自分は聞かせて貰いました。話し方の上手い下手を評価するのも狙いですが、それは相手には伝えません。

「ところで、これまでどんな仕事を経験されて」

「インドネシアで木材の取り扱いを長年していました」

「そうでしたか。それではガラス加工とは無縁ですね」

「ええ。ただ、昨日の工場ではインドネシアの研修生が大勢居ましたので、現場インタビューをさせて貰いました」


 研修生が居たのでインタビューとは、話が飛躍しているようです。どうやら、インドネシアの研修生とインドネシア語を話せる機会があったので、審査に組み込んだと言いたかった。


 話が飛んだとは言わず、インドネシア語に話を向けて。

「ありがとうのインドネシア語は」

「テレマカシー」

「テレサテン」

「いえ、テレマカシー」


 審査現場に到着し、載せてくれた運転手に早速インドネシア語を使いました。

「テレマカシー」

「テレマカシー」

 運転手の方は、場の雰囲気を読むのに長けているようです。

「この調子で審査しましょう」

「・・・」

 インドネシア語を話せる審査仲間、まずは場の雰囲気を読むことから始めなければなりません。


久し振り 会った相手も 老けたこと

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by tabigarasu-iso | 2018-10-26 09:30 | 随筆 | Comments(0)

 これまで、経営責任者に面談しても審査することはありませんでした。それが22年を経て、何の風の吹き回しか知りませんが、経営責任者を審査することになったのです。


 審査するからには、審査基準がなくてはなりません。その中には、仕組みの有効性を説明する責任のくだりがあります。質問の仕方に気を配りながら、審査を進めますが、有効ではない説明には何としましょう。


「兎に角、策が稚拙でしょう。どうしてか、お考えを聞かせて貰えますか」

 環境目標の実行策に中身のないことを訴えている相手に返す言葉は簡単です。

「社長の作成された環境方針に社長の狙いが明確でないからです」

「そうですか」

「はい」


 業務が順調で利益を生み出している会社で、環境ISOの仕組みが有効でないとするなら、その原因は環境方針にあります。それを経営責任者に言い切るには、審査の枕で経営責任者には本音で話して頂き、審査員も本音で答える場の約束をしなければなりません。


「どのように環境方針を変えれば宜しい」

「具体的には申し上げられない立場ですが、今の環境方針は環境負荷を削減することだけに終始しており、利益を上げ続ける会社の本音がありません。環境方針を実現するのが環境ISOの仕組みですから、それに触れる内容が必要では」

「いや、そうでしたか。具体的なアドバイス、ありがとうございました」

「いえ、社長の意見から導かれた感想を述べただけです」


 晴れた空 セスナエンジン 鳴り響く

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by tabigarasu-iso | 2018-10-25 14:56 | ISOマネジメント | Comments(0)

愛妻会

 愛妻会、今にしてみれば気恥ずかしい会の名称ですが、当時は何とも思わず口にしたものでした。山深い田舎で暮らす六組の若い夫婦が定期的に集まり、飲んで食べて話し、旅行積み立てしながら出掛けたものです。


 あれから42年が経ち、会の仲間の二人はあの世に行きました。少し早過ぎることですが、神様の決めることですからどうしようもありません。今頃、あの世でも仲間を集め、愛妻会を定期的に開催していることでしょう。


 想い出は沢山ありますが、中でも印象に残るのは、皆で灯台から広い海を見下ろして感激したこと、美ヶ原でバーベキューパーティーを開き楽しく飲んだものの天気が変わって急に寒くなり酔いが醒めたこと。


 仲間の一人があの世に行ったのは先日のこと、飲めば一番先に何処でも眠る人でしたが、今度の眠りは醒めることはなく、先にあの世で暮らす奥さんと仲良くしていることでしょう。合掌


いずれまた あの世で会うまで 猫になり 

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by tabigarasu-iso | 2018-10-24 11:00 | 随筆 | Comments(0)

糸面取り

 板ガラスの二次加工現場を訪問した審査員の話です。

「ここはイトメンドリしまして」

「すいません。もう一度お願いします」

「イトメンドリして手など切れないようにするのです」

「面取りのことですね」

「ええ、そうですが」


 面取りは、ニンジンなどの煮崩れを防ぐために煮る前にニンジンなど煮るものの角を包丁で取っておくことですが、イトメンドリの言葉は余り聞くことはありません。


老いても素直な性格が抜けない審査員の質問に呆れることもなく、加工現場の責任者は丁寧に教えてくれました。そこで、審査員は糸面取りの謂れを聞いてみます。

「どうして糸面取りと言うのでしょう」

「・・・」


 会議室に戻ると、同行の事務局の方が代わりに答えてくれました。

「人とガラスを結ぶ、赤い糸を切らないように名付けたのでは」

「それはロマンティックで良い話ですね」

 真意は別にあるとしても、記憶に残る説明に審査員は感激したようです。


 記憶する 想い出ばなし ぶら下げて

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by tabigarasu-iso | 2018-10-23 09:43 | 随筆 | Comments(0)

不十分な施策

 今や、業務目標と環境目標の統合は、当然のことながら当たり前になりました。しかしながら、考慮に入れる「環境側面」や「順守評価」が無視されたり、考慮する「リスク及び機会」が不明な環境目標が登場しています。


 これでは、環境目標を達成する際の施策に関し、プロセスを構成する設備、人の力量、作業手順、評価基準の要素で何を管理したら良いのか判りません。施策の要が不明では、目標未達成を繰り返すことになるでしょう。


 例えば、「生産効率の向上により省エネ前年比3%」の環境目標が設定された場合、何処の何を管理すれば省エネになるのか不明です。そこで、熱処理プロセスの熱源になる「電気使用量」と言う環境側面の削減に関し、設備更新、手順改善、操作能力の向上、点検基準の変更、何れに手を付けるのか、検討が可能になるのも環境側面を考慮に入れた結果に他なりません。


また、環境目標の策定には、リスク及び機会を考慮することになっていますが、「生産効率の向上により省エネ前年比3%」の環境目標に関するリスク及び機会が不明な場合があります。生産効率の向上はコストダウンや省エネに繋がる機会であり、生産効率の低下はコストアップやエネルギー増加によるリスクであること、頭では承知していながら文書化していない場合の何と多いことでしょう。


 これらの原因は、環境ISO規格の理解が不十分なこと、環境ISO審査で規格要求事項の説明が十分でないこと、更に、環境目標を策定する際、考慮に入れる内容と考慮する内容が不十分でも、審査員が指摘しないからに他なりません。


倉の中 ネズミ小僧の 顔浮かび

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by tabigarasu-iso | 2018-10-22 10:10 | ISOマネジメント | Comments(0)

 静岡駅の手前まで新幹線は順調に走り、缶ビールに酔って居眠りしていましたが、姫路駅で誰かが線路内に降り新幹線と接触したため、次第に速度を落とし間もなく停車してしまいました。


一部でも停まると全てが停まる仕組みのようですから、何とも仕方ありません。寝不足には丁度良いと思いますが、線路が傾斜した場所で停車していますから、床は傾いたままです。


垂直に座ろうとすれば、右足に力を入れなけれなりません。あるがままに身体を傾斜させれば、肘掛けに右腹が当ります。どうにも、傾斜したままでは安心して寝ていられない。


トイレに席を立ち、通路を歩いて行きましたが、傾斜が強く、右の席に身体が当たりそうです。傾斜した場所で体勢を垂直に保ちながら歩くのは、容易なことではありません。


何思い 線路に降りる 迷い人

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by tabigarasu-iso | 2018-10-21 12:00 | 随筆 | Comments(0)