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白髪の旅ガラス

<   2018年 03月 ( 31 )   > この月の画像一覧

 静かな空間に響き渡る鼾

空いた席あるなら移動も

どこも埋まって我慢する

それと知ってか高まる鼾

どんな輩か探してみれば

仕事疲れの顔に怒り消え


鼾より パソコン叩く 無神経

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by tabigarasu-iso | 2018-03-31 13:30 | | Comments(0)

満開散らす風は

 晴れた空に浮かれて外へ出たなら、昨日とは打って変わって肌寒い。満開の桜や桃の花を散らす無情の風が吹いている。燃えるゴミをネットの下に押し込み、急いで家の中へ駆けて戻った。


慌てて薄いセーターに首を通すと、忽ち身体の緊張は解れて芯から温まり始める。自然に微睡みながら想い出すのは、朝夢に登場した高校一年生のクラスメイトのカズオ君の明るい顔であった。


彼とは中学卒業後に初めて親元を離れた淋しい時期に出会い、誰も居ない家に何度かお邪魔したことがある。オートバイやモデルガンを見せて貰い羨ましく思いながら、彼も淋しい環境にあるのだと感じたものだ。


あれから半世紀、墓参りの際に見掛けた墓石の施主に彼と同じ名を見付け、いつか出会える時があれば本人か否か確かめられるだろうと思っていたが。春の彼岸に見付けたのは、あの世に行ったばかりのカズオ君の塔婆に違いない。合掌


満開の 花を散らすは 誰かしら 

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by tabigarasu-iso | 2018-03-30 15:30 | 随筆 | Comments(0)

桃の花咲く

 早朝から夜遅くまで野良猫の鳴く声が騒がしくなり、我が家の猫も目覚めて家中をあちらこちら忙しく飛び回るものの、やがて静かになったかと思えば巣の中で頭を手で隠して爆睡する様に笑みが零れます。


数日前から咲き始めた桃の花は、21℃を越す気温に花芽も安心したのでしょう、たった一夜で満開になりました。これまで、水仙の花が数輪しかなく淋しかった庭が一気に明るくなったようです。


やがて、役目を終えた桃の花は散る運命ですが、青い実を幾つとなく遺してくれますから淋しくはありません。その実が大きく育ち、細い枝が折れそうな瞬間を想像しただけで涎が出ます。


ただ、実を大きくするには、実の数を減らさなければなりません。また、虫が付かないよう消毒もしなければならないようです。どちらも出来なかった昨年は収穫ゼロでしたから、今年は何とかしましょう。


年度末 異動が決まり 桜咲く

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by tabigarasu-iso | 2018-03-29 12:30 | 随筆 | Comments(0)

補佐人の顔色

 証人喚問されて訴追の恐れがあって答えられないを繰り返した証人の背後に控えた怪しい人は、議長の許可があれば証人に助言出来る補佐人だと知った。


 肝心な点は全て訴追の言葉で逃げる回答であったから、補佐人に相談するまでもないことである。なのに補佐人を置いて時々相談したのは、証人の時間稼ぎとパフォーマンスであったようだ。


その補佐人は弁護士だそうだが、直接意見の言えないのは、第三者の審査時に意見の言えない立会いのコンサルに似ている。ただ、審査員の許可があれば意見の言えるコンサルとは違って、補佐人は意見が言えないようだ。


そんな意見の言えない共通点から、補佐人の顔色を良く観ていたが、殆ど表情に変化がなく、相手に手の内を見せない優れ者のようである。それに比べ、審査の成り行きに顔色で反応し、審査対応を示唆するコンサルは、補佐人には向かないようだ。


早過ぎる 桜に慌て 桃も咲く

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by tabigarasu-iso | 2018-03-28 09:00 | 随筆 | Comments(0)

訴追の恐れあり

 公文書の改ざんを認めた当人に対し、国会議員による証人喚問のテレビ放送があり、民主主義の根本を覆す重要案件ですから、テレビの前で腰を据えて観ました。


質問が何の目的で改ざんされたのか、いつ改ざんされたのか、5WHの核心に触れると決まり文句が登場します。

「訴追の恐れがあり回答出来ません」


 当初から予定されていた回答を何度も聞きながら、問題の根の深さを感じました。また、喚問の素人が幾ら攻めても、それを凌ぐ訴追の恐れが被疑者の側から、テレビドラマの印籠のように飛び出し、歯痒いばかりです。


こうなれば、公文書の改ざんに関する「何故、誰が、いつ、何の為、どんな方法で、何処で」の捜査はプロに任せ、任命責任や監督責任の問題を行政の責任者に追及するほかありません。


ところで、国会議員による証人喚問で分かったことがあります。訴追の恐れがあると言われて、直ぐに引き下がるくらいなら、そんな質問はしない方が良い。訴追の恐れがあると言われても、答えざるを得ない質問の準備が質問者に不足していたようです。


池の鯉 猫に襲われ 網手入れ

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by tabigarasu-iso | 2018-03-27 15:00 | 随筆 | Comments(0)

原因はトップか

 公文書の改ざんが組織的に行われた事実に関して、改ざんの原因究明と再発防止の是正処置は、ルールに沿い適切になされなければなりません。


 その是正処置は、組織の自浄作用に期待できる場合と第三者による審査を通じてシステム改善するしかない場合があります。


前者の事例は、組織の活動ルールが明確で、日常点検や内部監査でルール違反を発見した場合、速やかに是正するシステムをトップがレビュー出来る場合でしょう。


後者の事例は、組織の活動ルールが不明確で、日常点検や内部監査でルール違反を発見出来ず、それを是正するシステムをトップがレビュー出来ない場合になります。


トップにシステムを改善する意欲がなければ、どんなに第三者による審査を厳格に行ったところで、馬耳東風の審査にしかなりません。


トップにシステムを改善する意欲があっても、法規制はもとより利害関係者(国民やユーザー等)との約束を軽視すれば、その点がシステムの改善点になります。


第三者審査の予定日の一週間前になり、自分の思うようなシステムでないとレビューを行い、突如審査を延期するトップが居るとすれば、その例になるでしょう。


 花見より 昼寝に勝る ものはなし

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by tabigarasu-iso | 2018-03-26 10:00 | ISOマネジメント | Comments(0)

シジュウカラのネクタイ

 シジュウカラ(四十雀)の名は、「シジュ」の鳴き声から付けられたようです。客の入らない店やお金の入っていない財布のことをシジュウカラと言うのは別の意味ですから、誤った使い方の例と言えるでしょう。


 その特徴は、胸元のネクタイ模様です。クールビズの季節になっても取り外せない弱点はありますが、忙しい朝に取り付ける手間は要りません。ネクタイの必要な方には、羨ましい模様です。


ところで、本当にシジュと鳴くものでしょうか。怪しんで音声を調べてみれば、ピーチク、ピーチク、ピーチクピーと鳴いています。何度聞いても同じ鳴き声ですから、間違いありません。


すると、鳴き声から名付けようとするなら、ピーチクカラが正しい。沢山集まる四十の雀が語源なら、それも頷けます。ただ、水浴びする時の鳴き声は、シジュウジュウ、シジュウジュウと聞こえましたから、色々な鳴き方をする鳥であり、どうやら呼び名は鳴き方が由来ではないと判断するに至りました。


四十雀 ネクタイ締めて 何処へ行く

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by tabigarasu-iso | 2018-03-25 11:30 | 随筆 | Comments(0)

甘党のヒヨドリ

 ヒヨドリは、ヒーヨ、ヒーヨと甲高い鳴き声から付いた名のようです。一見、ムクドリに似ていますが、嘴が黒く、滑空しながら波形に飛ぶのがヒヨドリ。明るい場所にある街路樹に群れて糞公害を引き起こす、嘴の黄色いムクドリと間違えてはいけません。


 また、ヒヨドリは頭の良い鳥のようで、子供の頃から飼えば飼主に慣れ、飼い主の見分けもできるようです。ただ、ヤマガラのおみくじを引く芸が出来るまでには至りません。


糖分を好むヒヨドリ、蝶や蜜蜂に比べたらとてつもなく大きな身体で、庭先の枇杷や桜の花に嘴を入れ、蜜を吸う姿は枝が折れそうです。それを見付けて猫でも近付こうものなら、バサッと羽ばたき逃げてしまう。平然と電線上で動かないカラスとは違い、神経質な小鳥ですから、静かに観察する必要があります。


 そんなヒヨドリも集団で農作物を食い荒らすことがあり、農家の人にとっては可愛らしいなどと言っていられません。丹精込めて育てたキャベツやイチゴ、ヒヨドリは本能に従い啄むものの、代金を支払う考えはないようです。


ヒヨドリに 枇杷の芽喰われ 猫焦る

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by tabigarasu-iso | 2018-03-24 12:00 | 随筆 | Comments(0)

コゲラのドラミング

 コゲラは、立木や木製雨戸を嘴で突くキツツキです。激しく木を叩く鋭いドラミング音に驚かされ、音源を探れば小さな鳥に呆れることでしょう。


 立木を倒して山から運び出し、製材して坑木や建築資材にして売る林業は、木を相手に生きる点で、木に穴を空けて巣にするキツツキと似ています。


その林業、地域に適した山の木を育て、成長した木材を頂戴しながら、森の動植物と共存する仕事ですが、海外から格安の木材が入り、地元の林業は見捨てられました。


手入れを忘れた多くの森は荒廃し、悪戯に杉花粉や檜花粉を撒き散らしています。コゲラにとって、痩せた森は餌の不足に繋がり種の保存が難しい。


コゲラのドラミング音がいつまでも聞こえる健全な森の保存に向け、何をしたら良いのか、私達は考えて行動する時です。


キツツキや 木肌打つ音 樵かな

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by tabigarasu-iso | 2018-03-23 10:00 | 随筆 | Comments(0)

学習するヤマガラ

 ヤマガラ(山雀)は、学習能力の高い鳥のようです。かつては、捕獲したヤマガラを仕込み、おみくじを引かせていたようですから、お手を覚えた猫より賢いかも知れません。


 そのヤマガラは、スズメ目、シジュウカラ科、シジュウカラ属に分類される愛らしい小鳥です。昔から、身近な広葉樹林で暮らして居た筈ですが、改めて写真で見ると、姿形は良くスズメに似ていることが分かりました。


 定年後に田舎暮らしが流行る昨今ですが、若い時代に田舎で暮らしていた自分は、生活に追われて所為でしょうか、スズメが見えてもヤマガラまで見えていなかったようです。


 居る時には見えなく、離れてから見えるものの、何と多いことでしょうか。それは、視力の所為ではありません。ヤマガラを見ながら、それがスズメの仲間であること、教えれば芸もすること、知識がなく見守る心の余裕もなかった所為でしょう。


 ヤマガラの 飛び交う姿 孫も見る

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by tabigarasu-iso | 2018-03-22 14:00 | 随筆 | Comments(0)