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白髪の旅ガラス

心に花が咲く

 食事の予定で出掛けたベニバナウォークの一階中央には、生演奏の会場が設営されています。グループ名はSISAY(シサイ)、演奏時間は午後一時からとあり、それまで三十分の時間がありました。

 地元の野菜をふんだんに提供する食堂に入り、好きな食べ物を選んで食事中のことです。突然、軽快なメロディーに続いて優しい歌声が聞こえて来ました。衝立越しに眺めれば、髪の毛を後で束ねたジーパン姿の男性が五人、本番に備えて練習しているようです。

 生演奏を聞きながらの食事など、想像もしていないことでした。やがてグループの練習が終わり、こちらの食事も終えたところで、ステージ前に並んだ空席に腰を掛け、十数分後の開演を待つことにします。

 開演数分前、先程とは打って変わり上下白の衣装に身を包んだグループが登場し、片言の日本語で挨拶を終えると演奏開始。聞き覚えのある曲もそうでない曲も心に沁み入り、日頃の雑念を洗い流してくれます。

 無料の席でしたが、演奏が終わったところでグループのCDを購入することに。家に戻りCDプレーヤーで再生すれば、先程の演奏に違いありません。歌詞は判りませんが、メロディーに載せた想いは何となく判るような気がします。

 花が咲く 軽い調べは シサイかな
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by tabigarasu-iso | 2015-03-21 10:00 | 随筆 | Comments(0)

最後にもう一つ

  他にはない機能を付けなければ、やがて価格競争の渦に飲み込まれ、どんなに大きな組織であってもあっと言う間に破滅の道を辿ことになる。それは製品ばかりかサービスにも言えることであり、同じサービスでは低価格競争に負けてしまう。

 環境ISO導入支援サービスでも、他社にないサービスを提供しなければ、どこの馬の骨とも判らない相手に価格で負ける。そうならないよう、「最後にもう一つ」のサービスを提供しなければ白髪の俺達に明日はない。

 環境ISO導入支援における「最後にもう一つ」のサービスは、ISOの要求事項だけでなく、導入組織の要求事項を反映させる支援であろう。これで、ISOの要求事項だけしか説明出来ないコンサルは振い落される。

 更に相手の要求を聞き出し或は探り当て、それらを環境ISOの要求事項とは別に追加して行く。これを、「最後にもう一つ加える環境ISO導入支援」と呼ぶことにする。組織に合わない環境ISO規格要求事項だけに縛られ、今も苦しんでいる組織にサービスを薦めたい。

 替え難い 支援なくして 明日はない
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by tabigarasu-iso | 2015-03-20 09:00 | コンサルサービス | Comments(0)

なるようになるさ

 神様でもない限り誰にも未来は判らない。
 それでも未来を予測してあれこれ考える。
 あれこれ考えても必ず叶うとは限らない。
 そこで覚悟を決めればなるようになるさ。

 冷房の 効いた部屋から 見える花
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by tabigarasu-iso | 2015-03-19 09:00 | | Comments(0)

山盛りのサンドイッチ

 いつもならモーニングサービスを注文するサンドイッチ専門店に入ったのは昼過ぎのこと、店内には四人の大分年配の女性が大皿に盛られたサンドイッチ四人分を眺めている。

 はたして、完食することは可能であろうか。モーニングサービスで出される二切れのサンドイッチすら食べ切れない自分は、コーヒーを頼んで様子を窺うことにした。

 暫くすると、比較的若い女性が年配の店員を呼ぶ。
「すいません。持ち帰りにして貰えますか」
「はい」
 それと承知した店員は、残されたサンドイッチを卓から下げた。

 手慣れた店員は少しも待たすことなく、土産用の包みにサンドイッチを入れて卓に置く。すると、大分年配の女性の顔に笑みが零れる。
「自分が払うよ」
「ええよ」
「わるいのう」
 四人が席を立ってから、自分は冷えたコーヒーをゆっくり飲み干した。

 西大寺 裸祭りは もう夢か
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by tabigarasu-iso | 2015-03-18 12:30 | 随筆 | Comments(0)

丸を好む猫

 両腕で丸を作って待っていると、その中に入る猫の映像を観て、我が家でも真似をしてみれば、同じように我が家のチビトラも丸の中に入るから可笑しい。どうやら、猫族のDNAには、丸を見付けたら中へ入る遺伝子が組み込まれているようです。

 その存在を知ってから、ベッドの上に毛布やらズボンやら何でも構わず丸めて置くと、我が家のチビトラは知らない間に中へ入るようになりました。

 丸い巣の材料としてズボンだけでなく靴下やセーターまで利用すれば、猫は満足して眠れるでしょうが、それを身に付けたい時には持ち主が困ることになります。そこで、最初から丸い形の猫の巣を購入してあげる。

それは、毛布を丸めた手作りの巣と異なり、入り口のサイズを猫の身体に合わせて調節できる優れたものです。派手な配色が気になったものの黙ってベッドの上に置けば、我が家のチビトラは知らぬ間に入り、周囲で少しばかり音を立てても起きる気配はありません。

 丸い巣の 芯でまるまる 眠り猫
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by tabigarasu-iso | 2015-03-17 08:30 | 随筆 | Comments(0)

美味そうな椿

 椿は、役目を終えた花びらが一度に落ちる。それを潔とするのか、首が落ちると忌み嫌うのか、見る側の心模様により評価が異なるのも仕方ない。武士の時代からサラリーマンの時代に変わっても、己の首が落ちるのは誰も想像したくはないだろう。

 同じツバキ科でも、山茶花の花びらは一度に落ちることはない。ハラハラと未練残して落ちるのが良いとするのは、煮え切らない心の持ち主である。意見の相違を認めない集団にあっては、椿より山茶花好みの人が向いているようだ。

 年度末を迎え異動の可能性のある方は、椿の花の落ちる様に何を思う。潔く花びらを落とす様は我が身であり、志半ばで去る無念さに涙が流れ落ち、充実した仕事を成し遂げた満足で笑みがこぼれる。

 いずれであっても、花の落ちた後には実の成ることを忘れてはいけない。椿のライフサイクルを考えれば花の時期は一刻に過ぎず、その段階だけで好き嫌いを判断する心の狭い人間から卒業しようではないか。

 美味そうな 椿の花に 箸を寄せ
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by tabigarasu-iso | 2015-03-16 12:30 | 随筆 | Comments(0)

 これまで、上野駅を降り山手線か京浜東北線に乗り換え東京駅へ行くまで階段を幾つも昇降しながら人混みに流されていましたが、上野東京ラインの開通でその不便が解消されました。

 分断されていた高崎線と東海道線が繋がり、高崎線に載ればそのまま上野東京駅を経由して小田原方面に行くことが出来るようになりましたが、終着駅が途中駅に替わることでどんな現象が起きることでしょうか。

 想定出来るのは、上野駅の乗降客数が減ることです。また、上野駅に故郷の匂いが集まること、想い出の歌が聞こえなくなることでしょう。
♪上野は♪おいらの♪心の駅だ♪

 心の駅の上野が途中駅に替わるのは淋しいものですが、移動が便利になるのですから仕方ありません。果たして、こうした想定は当たるのか、外れるのか、暫く様子を見守りましょう。

 便利さに 想い出消える 淋しさよ
by tabigarasu-iso | 2015-03-15 14:00 | 随筆 | Comments(0)

環境ISO規格改正説明会

 環境ISO規格は、大幅な改正が2015年9月に予定されています。改正内容の大半は決まったようですが、細部の詰めが終わるまで半年余り残し、環境ISO審査員を対象に規格改正説明会が開催されました。

 集合した審査員は、人生の経験を沢山積んだ人ばかり。四十代の審査員も居ますが、数パーセントですから珍しい存在です。日本の将来を垣間見る高齢化集団が一堂に集まり、改正内容の理解に余念がありません。

 残された人生を社会貢献に賭ける姿勢は前向きですが、新しい言葉の登場でメモは取るものの記憶に残ることが少ないようです。何度もメモを読み返して先に進めば、覚えた筈の言葉が消えている。

 その一つ、脅威と機会に関連するリスクは未だ理解が進みません。噂では、リスクと機会に置き換わるようです。そう変更されても、環境ISOを導入する組織がリスクと機会、上手く捉えてくださるか、理解して貰えるような環境ISO審査をどうするか、説明を聞きながら心配は絶えません。
 
 将来を 背負う爺様 眉間皺
by tabigarasu-iso | 2015-03-14 17:30 | ISOマネジメント | Comments(0)

恙なく

 最近、仕事先で良く使う言葉に「恙なく」があります。ところが、いま一つ若い世代の反応が良くありません。一体、どうしたことでしょうか。昔は故郷に残した両親などを思う時に使う言葉でしたが、今では殆ど使われないようです。

 時代が変わり、両親のことを思う子供が少なくなった所為では決してないでしょう。ツツガムシと言われる流行病が、今では話題にならなくなった所為のようです。それなら、「インフルエンザに罹っていませんか」を「恙なく」の替わりに使っても良いでしょう。

 そうならない淋しさに、「恙なく」を流行らせようと多用した結果、物事の進捗が滞りなく進む場合にも「恙なく終わりまして」などと、本来の意味からやや外れた使い方をすることになったようです。

 この場合は「滞りなく審査が終わりまして」と言うのが正しく、どうしても「恙なく」を使いたい衝動に駆られたなら、「南極に出帳中の方は、恙なく暮らしていらっしゃることでしょうか」とでも話を持って行くのが宜しいようで。

 生意気な 話してから 頭下げ
by tabigarasu-iso | 2015-03-13 12:30 | 随筆 | Comments(0)

美味い立ち食いソバ

 上野駅の常磐線と高崎線のホームには、立ち食いソバ屋があります。いつもなら高崎線のホームにある立ち食いソバ屋に入り、キツネソバかワカメソバを食べるところですが、いま一つの味でしたから、今回は常磐線のホームまで遠征してみました。

 季節柄、富山の白エビ天ぷらがありましたから、それを自動券売機で選んで店内に入り、食券をカウンターに置いて告げます。
「ソバで」
「かしこまりました。ソバで白エビ天」

 注文を繰り返す声に勢いがあり、味が期待できそうです。それに、二人の店員は若く、何やら話しながら楽しく仕事をしていました。
「お待ちどうさま」
「ありがとう」

 カウンターから白エビ天ぷらソバを受け取り、箸立てから箸を二本取り出し、七味唐辛子を軽く振り掛け、ソバを数本掬って啜ります。ソバの茹で具合宜しく、纏わりついた汁も甘からず辛からず、主役の白エビ天ぷらも旨い。

 その上、五百円で釣りがくる。線路を挟んだ向う側の高崎線ホームの立ち食いソバ屋へ入ろうとする人に向かい、こちらのソバの方が美味しいですよと教えたくなりましたが、営業妨害になりますから止めました。

 冷える日は 立ち食いソバで 暖を取り
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by tabigarasu-iso | 2015-03-12 18:30 | 随筆 | Comments(0)