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白髪の旅ガラス

カテゴリ:コンサルサービス( 237 )

ISO14001によるSDGsの実現

 20159月、国連加盟の193国は、2030年までに世界が達成するべき持続可能な開発目標(SDGs)17項目を定めました。

それでは、ISO14001導入組織がSDGsに取り組む場合、何が不足しているのか検証してみましょう。

不足している項目についてISO14001の仕組みで対応すれば、利害関係者への信頼が従来より更に増すことになるでしょう。

取り敢えず、ISO14001によるSDG17項目への対応の私見を➡で紹介しましょう。


目標1;貧困をなくす

➡利益を上げる環境目標を設定し、行政への納税額を増やし、貧困層の生活向上を間接的に支援する。

目標2;飢餓をなくす

➡食品廃棄物の削減を環境目標に設定し、資源枯渇を抑制する。

目標3;すべての人々の健康と福祉を推進する

➡環境マネジメントシステムと労働安全マネジメントシステムを統合し、組織の為に働く人々の健康と福祉の向上を環境安全目標にする。

目標4;すべての人々に質の高い教育を提供する

➡組織内部の人だけでなく、外部の人に向け環境保全に関する有益な情報を提供する。

目標5;ジェンダー平等を達成する

➡環境マネジメントシステムにおける推進担当者、責任者の任命は男女平等に行う。

目標6;水と衛生へのアクセスを可能にする

➡日常管理として節水に努め、環境目標として森林育成活動への資源投入を掲げる。

目標7;持続可能なエネルギーへのアクセスを可能にする

➡再生可能エネルギー利用を環境目標にする。

目標8;持続可能な経済成長を推進する

➡環境マネジメントシステムの継続的改善を実現する。

目標9;持続可能な産業化を推進する

➡持続可能な農林業事業支援を環境目標にする。

目標10;国内外の不平等を是正する

➡内外のコミュニケーションを積極的に行う。

目標11;スラムを無くす

➡生活環境改善に関する納税を環境目標に掲げ、使途を日常的に確認する。

目標12;持続可能な消費と生産パターンを確保する

➡環境マネジメントシステムの目的を持続可能な生産パターンとする。

目標13;気候変動とその影響に立ち向かう

➡二酸化炭素の排出ゼロを環境目標とする。

目標14;持続可能な海洋資源を開発する

➡持続可能な海産物の利用を環境目標にする。

目標15;生物多様性損失の阻止を図る

➡環境目標として、生物多様性を守る組織へ資金援助する。

目標16;平和な社会を推進する

➡順守義務として、紛争鉱物を使用しない。

目標17;グローバル・パートナシップを活性化する

➡地球環境問題の解決に向けたSDGs情報を発信する。


 こうしてみれば、ISO14001を導入している組織がSDGsの17項目に挑戦するのは、経営層の決断があれば、それほど難しいことではないようです。


持続する 開発目標 爺企画

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by tabigarasu-iso | 2018-09-07 10:00 | コンサルサービス | Comments(0)

全員参加の果実を得る

 全員参加とは、企画、開発、設計、生産技術、製造、購買、営業、経理、人事、総務など全ての部門、トップから一般社員にいたるまで、組織全員が積極的に、顧客や社会のニーズを満たす製品やサービスを効率的に提供する活動に関わることです。


 同じ組織で働く限り、当たり前のことのように思われますが、指令を受けた一部の人だけの活動に終わる場合が大半であり、その原因は、1)組織の目的を明確にしていないこと、2)一人ひとりの役割が組織の目的につながっていないこと、3)それぞれの担う業務の大切さを認識できていないことではないでしょうか。


 自社の製品やサービスの効率的な提供に全員が参加していない組織は、いずれ経営が難しくなり、最悪は廃業になります。そうならず、組織を存続させるには、原因が明確ですから、廃業になる前に迷うことなく是正処置を行なわなくてはなりません。


 まずは、1)組織の目的を明らかにすることです。自社の存続に向け、誰に向け何を提供するのか、経営方針、品質方針、環境方針、安全方針を誰もが分かるよう文書で明らかにしましょう。環境ISOの審査で環境方針を見て驚くのは、何を提供するのか文書化されていない大企業も未だあるのです。


 組織の目的が明らかになれば、2)その目的を実現する一人ひとりの役割を繋げ、3)自身の業務の大切さを認識できるまで教育しなくてはなりません。が、これも組織の目的が不明な場合は、自分の業務の何が問題なのか、何を課題するのか分からず、与えられた仕事を黙々とこなすだけのロボットになり、全員参加の果実は得られないことになりそうです。


品質の テキスト開く 夏休み



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by tabigarasu-iso | 2018-08-03 13:00 | コンサルサービス | Comments(0)

即座に名前を覚えて呼ぶ

「幾つまでコンサル活動を」

「何か御不満でも」

「その反対です。急に担当を変わられると困りますので」

「そうですか。コンサルに定年はありませんが、皆さんの名前を言えなくなったら廃業と考えています」

「そうですか。確かに、コンサルは名前を良く覚えて呼んでくださる」

「時々、似た名前を間違えますが」

「私など、想い出せないことの方が多いですから、引退ですかね」

「それが良いかも知れません。年齢は若くても、努々、油断なされないよう」


こんな冗談を言える相手が居るコンサル先は楽しいものです。それにしても、水に関係した名前の何と多いことでしょう。覚えようとしても、なかなか難しい。


例えば、川畑、川口、市川、湯川、瀬川、奥川、澤、温湯、澤田、川瀬、小澤、森川、池田の苗字の方がセミナー会場に居合わせたなら、名簿を見れば間違うことはありませんが、反応を見て指名する場合には、どうしても名を覚えていなければなりません。


「奥田さん」

「???」

「失礼しました。奥川さん」

「はい」

 目が合って自分が指名された分かっても、奥ゆかしい方は返事をしないものです。


「そうですよね、瀬川さん」

 誰が瀬川さんか曖昧な時は、名を呼んでから、顔を良く確かめ、その後も何度か声を掛けて覚える。

「それでは、もう一度、瀬川さんに確認します」

 続けて指名された瀬川さんは、適切性、妥当性、有効性の違い、生涯にわたり忘れることはないでしょう。


 欅の葉 池に浮かんで 鯉隠す

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by tabigarasu-iso | 2017-11-11 12:30 | コンサルサービス | Comments(0)

コンサルの成人式

 自分でも呆れることですが、環境ISOコンサルを始めて20年が経ちました。その時に生まれた子は、今年で成人式を迎えますから、環境ISOコンサルとして成人式を行いたいと思います。


 それはコンサル先で、コンサルを展開する中で、相手にそれと知られず、コンサル内容に満足して頂けることに他なりません。例えば、喋り三時間の説明会であっても、誰も居眠りしなければコンサルの成人式と言うことに。


20159月に環境ISOの大幅な改訂がなされ、その説明も三時間では具体的な展開までは難しく、その先は付き合って聞いて頂く方の想像力に任せるしかありません。


例えば、取組み計画を策定する要求の説明は出来ても、相手の会社の重点管理項目や順守義務それにリスク及び機会など、環境ISOで扱うか、品質ISOで扱うか、具体的な展開支援には半日は必要ですから。


それでも喋り三時間だけで終えては、成人したコンサルとは言えません。どれほど理解して頂けたか、喋りの仕上げとして確認の試験を行います。その中で回答に悩む方には手を上げて貰い、傍に近寄りヒントを与えることにしましょう。


日替わりの 気温変動 今は春


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by tabigarasu-iso | 2017-05-17 15:00 | コンサルサービス | Comments(0)

コンサルの立ち位置

 ある会社では、環境ISOの運用支援にコンサルを活用しています。社内の環境管理責任者や事務局担当者は本業に忙しく、環境側面の決定から環境目標の策定、更には運用の大半をコンサルに頼り、審査対応もコンサル立ち合いで乗り切るほかありません。


 支援先が自立できていない支援は、支援道のあり方としては適切とは言えないようです。いつまでも同じ支援内容をコンサルに頼り続け、コンサルとしては仕事が継続し有難い案件になりますが、本業と環境ISOとが連動する仕組みを望むなら、この方法は捨てなければなりません。


本業の目的と環境方針や環境目標を整合させ、環境パフォーマンス向上がノルマになれば、コンサルにシステム運用を頼る訳にはいきません。もっとも、コンサルが本業に詳しい経営コンサルなら、それも可能でしょうが、畑違いのコンサルに望みようがない。


 かような会社では、コンサルの立ち位置を見直す必要があります。本業の売上を増やし、経費を減らし、利益を上げて会社の存続を図る目的に対し、コンサルが支援できるのは、相手先が行う内容を代行することではありません。課題を聞き出し、リスク及び機会を決定し、目標設定の適切性を検証し、運用プロセスが適切でなければ、何処に問題があるのか、これらを支援先に考えて貰うことがコンサルの仕事です。


審査にて コンサル支援 評価する

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by tabigarasu-iso | 2017-03-08 06:16 | コンサルサービス | Comments(0)

環境アセスメント

環境省の説明によれば、緑豊かな自然、きれいな空気や水、静けさといった豊かな環境を将来に引き継いでいくためには、いろいろな開発事業を行うときに、環境の保全について配慮することが必要であり、開発と環境保全、この両者ともうまく実現させていくために生まれたのが環境アセスメントとのことです。

テレビや新聞で報道されている通り、豊洲に有害物質で汚染された埋立地がありました。その土地の所有者は、土地を販売するにあたり、予め土壌測定を行い、有害物質が規制値より多く含まれていたなら、規制値以下にしてから販売する責任があります。


 予定される土地が生鮮食品を扱う市場なら、土壌測定し有害物質が規制値以内であることを事前に測定・評価するのは当然のことですが、そればかりか市場に出入りするトラックからの騒音・振動なども評価した上で近隣の住民やそこに棲息する在来種の保護もしなければなりません。


 かように、開発に伴う環境影響が人間を含む動植物に悪影響を与えないよう事前に環境アセスメントを行い、容認できない悪影響が想定されるなら、開発計画を中止にすることも必要になるのです。また、環境影響の項目は、土壌汚染、水質汚濁、悪臭、騒音、振動、地盤沈下、植物、動物、生態系、景観、廃棄物、温室効果ガスなど多岐に亘ることも忘れてはなりません。


情報の 嘘と真を 整理して

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by tabigarasu-iso | 2016-10-04 12:35 | コンサルサービス | Comments(0)

話せないコンサル

 組織と利害関係のない第三者が行う審査に立ち会うコンサル、組織と利害関係のある第二者の立場ですから、審査中の立ち合いは認められるものの、審査中の発言は基本的に許されません。

 見る、聞く、話せない、三種の行動に徹しながら、審査員の発言に対応する組織の良い点、改善点をメモした上で審査後に組織と打ち合わせすることになります。その狙いは、組織の仕組みが有効に機能することに他なりません。

 組織の仕組みが有効に機能しているか判断するには、仕組みの目標が明確であり、目標の評価基準も明らかなことが必要です。目標の達成度合いから有効性を評価し、有効でないと判断されたなら、どこに問題があり、どのように対処するのか組織に考えて貰う。

 その策をあれこれ考えるのは、審査の立ち合い中です。何しろ、審査中は、見る、聞く、話せない立場ですから、考える時間に困ることはありません。さあ、明日の審査立ち会いは、どんなメモを組織に残せることでしょう。


言いたくて 言えない策を 教えます

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by tabigarasu-iso | 2016-08-04 07:30 | コンサルサービス | Comments(0)

コンサルのコスパ

 コンサルティングを略してコンサル、コストパフォーマンスを略してコスパ、コンサルのコスパは、支援内容に対する費用が高いか安いか問われるものです。

 昨今の風潮として、コンサルの採用も費用だけで判断される場合が多く、その傾向は審査機関の選定にも現れ、どんなに質を高めても費用の安い所に落ち着く。

 これは、サービス業の末期症状と言えます。サービス内容より費用が優先されるなら、最低価格で最低のサービスを提供すれば良く、それで満足して貰える筈がありません。

満足して貰えないサービスは消滅します。それに替わるのは、質の高い、それなりの費用が必要なサービス、コスパの高いコンサルや審査になることでしょう。


サービスは 質が命を 忘れない

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by tabigarasu-iso | 2016-07-31 09:38 | コンサルサービス | Comments(0)

コンサルの恩返し

 環境ISOコンサル稼業、指折り数え20年余りになります。その間、国際標準を守る重要性とか、法規制に納得できないものがあれば黙って従わず蜂起せいとか、真剣な議論の中に駄洒落を織り込みながら、支援の報酬を頂いて参りました。


 その恩返しが必要な時期が来たようです。企業に社会的責任(CSR)が必要な時代になり、それを説くコンサルとしては自ら実践しない訳には行きません。これまで何もしなかった訳ではありませんが、これからは従来にも増して積極的に社会貢
献したいと思います。


 例えば、環境ISO14001の改訂がなされ、導入組織では従来の規格から移行する審査を三年以内に受審しなければなりません。移行審査を受けるにあたり、従来にはない要求がありますから、それに対応する必要があります。


具体的にどう対応したら良いのか分からない組織に対して、本欄で参考となる情報を提供することで、無駄な資源の消費を抑えることが出来るでしょう。また、マンネリ化した内部監査に対し、改訂された環境ISOでは有効性も問われますから、どんな点に注意したら良いのか本欄で紹介したいと思います。


呟きは 世界を股に 恩返し

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by tabigarasu-iso | 2016-07-05 06:16 | コンサルサービス | Comments(0)

未来企画社の環境方針

 環境マネジメントシステムの成功は、経営者の定める環境方針の内容に鍵があります。その一例として、未来企画社の環境方針を紹介しましょう。

1.基本理念
 未来企画社は浅間山を北西に眺め、鮎の棲む利根川の流れる群馬県未来市幸福町において、1990年の会社設立以来、過酷な労働環境から人間を開放する知能ロボット等の産業機械の製造、販売及びメンテナンスサービスを業としています。
「生産自動化機器の普及により、過酷な労働環境を改善することで社会に貢献する」という、当社の経営方針に基づき、利益の継続的確保による会社の存続を目的として、環境パフォーマンス向上に向けた環境マネジメントシステムを継続的に改善し、私達が活動する基盤である地球環境の保全活動を積極的に推進します。
 そのため、営業、開発、製造の業務目的に応じた実務者・管理者の力量を高め、汚染の予防、環境保護、順守義務への適合を約束する、環境マネジメントシステムを全社員の参加により実施します。

2.行動指針 
 当社の活動、製品及びサービスにおいて、次の事柄を重点的に取り組みます。
 【製品及びサービス】
 ①省エネ型知能ロボット普及サービスに努めます
 ②持続可能な資源を活用したロボット開発に努めます
 ③メンテナンスサービスの充実によりロボット長寿命化に努めます
 【活動】
 ④再生可能エネルギー利用率向上により環境保護に努めます
 ⑤歩留り向上により廃棄物削減に努めます
 ⑥環境配慮オフィス活動により省エネに努めます
 ⑦環境配慮営業活動により省エネに努めます
 ⑧力量向上により生産効率を高め汚染の予防に努めます
 2016年6月30日作成  未来企画社 代表 白髪の旅ガラス

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by tabigarasu-iso | 2016-06-30 10:58 | コンサルサービス | Comments(0)