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白髪の旅ガラス

カテゴリ:随筆( 2647 )

紙おむつのリサイクル

 高齢化が進み、使用済み大人用おむつの排出量は増加するばかりです。いずれ、自分もおむつを排出する仲間入りするかも知れませんので、排出した後の処理で世間に迷惑を掛けないようにしなければなりません。


 現在、排出されたおむつの大半は自治体が回収して、一般ごみとして焼却処分されているようですから、大気に二酸化炭素として放出されています。このままでは、地球の温暖化を招く一因であり、それを避けたい大人は、安心しておむつを利用出来ません。


 良くしたもので、おむつから固形燃料を作る技術やパルプを取り出して建築資材に再利用する技術はあるようですから、これを国が政策として後押しする報道がなされています。


 おむつの固形燃料化は、焼却処分するより資源の活用として有効ですが、燃やされる点では同じですから、燃やさない再利用が望ましい。おむつも排泄物も有機物ですから、動物の糞尿処理技術を転用し有効活用できないものでしょうか。


自分の排出物が世の中の役に立つようになれば、安心しておむつを利用できます。化学肥料のない時代には、糞尿を金肥と呼び肥料として利用していましたから、おむつから金肥が出来る日を待ちましょう。


食べて出す 出した金肥で また育つ


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by tabigarasu-iso | 2018-11-19 15:34 | 随筆 | Comments(0)

 環境ISOの審査員を始めてから21年が経ちます。この間、色々な組織を訪問し、色々な方と会いましたが、審査時間を増やして貰いたいと言われたことは一度もありません。


それは、審査を開始する前のことです。得体の知れない翁を相手にして、隠しごとはあっても、本音を話してくれることは滅多に有り得ませんから、まずは先日の本社の審査のことなど簡単に触れました。


すると相手の方は、当社の仕組みの何処に問題があるのか教えて下さいと言います。

「社長には申し上げました。環境方針に問題がありますと」

「そうですか。どの点が」

「何をしたいのか、従業員が分からない方針ですと」

「これまでの審査員は誰も言わなかったことです」

「そうでしたか、すいません」

「いや、誤ることではありません。初めて意見の合う審査員と出会えました。自分の審査時間、増やして貰えませんか」


 その方には、他の部署の審査にも参加して貰い、合間を縫って質問しました。すると、その方は熱く答え続けて終わりが見えません。

「続きは、次の審査時間で発言の場を設けましょう」

 こうして、審査は熱く、時に笑いを交え、楽しいものとなりました。


 枯葉舞う 寒い広場に 歌熱く

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by tabigarasu-iso | 2018-11-17 23:09 | 随筆 | Comments(0)

嬬恋の天然水

 ペットボトルの飲料水を購入して飲むようになったのは、1980年代のようです。当時、飲料水を購入して飲むのは、水道水の飲めない気の毒な地域に住む少数の方だと考えていました。


 水道の蛇口から生きたイモリが飛び出す地域に生まれ育った者には、飲料水をペットボトルで購入して飲む人の感覚は分からない。やがて、棲みかを川の下方に替えて、それが漸く分かるようになりました。


 先日、出先で頂いたペットボトルの飲料水は、余り見掛けたことにないもの。実に美味く、さて何処の水だか、ラベルを眺めて驚きました。生まれ故郷の製造場所が印刷され、販売者は大手飲料メーカーです。


 直に飲み干し、空のボトルを机上に置くと担当者の方が訊ねました。

「別の物を用意しますか」

「いいえ、同じものをお願いします。慣れ親しんだものですから」


故郷の 水は身体に 沁み込んで


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by tabigarasu-iso | 2018-11-16 07:08 | 随筆 | Comments(0)

乗り換え確認不足

 大阪梅田の阪急電鉄に乗り、宝塚本線の三国駅を目指した時のことです。それらしき表示を見ても、三国駅に行く電車か否か、明らかな表示は何処にも見当たりません。


 不安になり売店の方に尋ねてみます。

「三国駅に行く電車は何番線ですか」

「4、5、8番線です」

「ありがとう」


 一番近くにあった8番線のホームに上がり、それらしい電車に乗りましたが、やけに時間が掛かり過ぎると不安に思い、車内掲示で三国駅を探してみれば、通り過ぎた十三駅で乗り換えが必要でした。


慌てない振りして電車を降り、慌てて反対側のホームで梅田方面行きの電車を待ち、十三駅まで戻ってみれば三国駅は隣です。もう一度確認して置けば良かった。


 知らぬ土地 期待と不安 待ち受けて



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