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白髪の旅ガラス

無慈悲な台風

 夕方五時前だと言うのに空暗く

 熱海駅通過しても心は冷めた儘

 車中のディスプレイで流れる数

 死者が79人に行方不明11人とは

 無慈悲な台風に怒りは無駄だが

 三島駅通過し灰色の海に合掌す


台風に 飲まれた無念 何とする

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# by tabigarasu-iso | 2019-10-19 16:33 | | Comments(0)

もんでごんす

「ところで、地元で使う言葉を教えて貰えますか」

「例えば」

「そうですね。ただいま戻りましたは」

「もんでごんす」

「すいません。もう一度」

「もんでごんす」

 漸く理解した自分は、地元の言葉に替えて教えて上げました。

「けぇったぞ」

 東京弁の帰るを少しだけ変化させた言葉ですから、初めて耳にした相手も分かったようです。

 気を良くした自分は、『今晩は』を次の様に言うと教えました。

「お晩になりやんす」

 これも直に分かったようです。

 自分の生まれは空っ風の強い上州、相手の方は琵琶湖の近く、互いに地元の言葉で会話したなら、さぞや面白い会話になることでしょう。

「けぇったぞ」

「もんでごんす」


けぇったら しゃくり聞かそう 湯に浸かり


# by tabigarasu-iso | 2019-10-18 22:06 | 随筆 | Comments(0)

一人酒

 夕飯、自宅であれば元気な孫を交えて慌ただしいものですが、旅先では淋しい一人飯が多くなります。それでも、暖簾を潜れば当地の名物に遭遇するのが楽しみの一つ。

ただ、好みとは程遠い味の店もありますから、ホテルの近くにあるコンビニエンスストアで、味の想定できる握飯やカップ麺で夕飯にすることもあります。

少し冷え込む時期になり、ホテルへ持ち帰ったのは夕飯類にカップ酒でした。テレビニュースを酒の肴の代りに、飲み干す酒もたまには良いものです。

好き腹に酒の効き目は早く、知らぬ間に瞼が下がり始めましたが、胃袋の叫びで目が覚めて、タンメンに熱い湯を注いで3分待ち、締めの麺類に満足する一人酒でした。


冷え込んだ 身体の芯に 酒届き



# by tabigarasu-iso | 2019-10-17 11:45 | 随筆 | Comments(0)

永遠鉄道を聴いて

 琵琶湖の東に位置するビジネスホテルの小さな部屋に入り、演歌歌手の渥美二郎さんが軽やかなテノールで唄う永遠鉄道をテレビ放送で聴きました。

初めて聴く歌でしたが、どこかで耳にした覚えのあるような懐かし節に飽きることもなく、チャンネルを替えることも忘れ、キーボードに指先を置いたまま最後まで聴きます。

 演歌と言えば、「こぶし」や「しゃくり」の強い歌と思われ勝ですが、渥美二郎さんはギターを抱え、それらを抑えて淡々と唄いますから、演歌に抵抗のある人にも心地良く聞こえることでしょう。

 演歌が好きでも「こぶし」や「しゃくり」が苦手な人は、渥美二郎さんの歌い方なら問題はありません。気持を込めながらも、感情を抑えた唄い方、永遠鉄道で学びたいと思います。


柿の実を 遠く眺める 翁あり


# by tabigarasu-iso | 2019-10-16 07:30 | 随筆 | Comments(0)

普通の暮らし

「大きくなったら何になりたい」

「ラグビーの選手」

 このところのラグビーの試合を観ていれば、かように答える子供が増えていることでしょう。

 また、勝利後の選手のコメントも素晴らしい。

「ラグビーの勝利など小さなことです。台風の影響で避難されている方に、少しでも勇気を与えることができたなら」

 こんな胸打つコメントに比べ、顔に何やら書きなぐり、日本チームの勝利に酔って騒ぎ立てる人には、台風の被害に遭われた方への気持など少しも窺い観ることが出来ません。

夜が明け、台風の上陸した地域から遠ざかり、京都方面に向かう新幹線の車中、気持の整理が付いたところで、駅で買い求めた貝づくし弁当を頂く予定です。台風の被害に遭われた方にも。こんな普通の暮らしが戻ることを願って止みません。

 

明けて知る 阿武隈川も 決壊か


# by tabigarasu-iso | 2019-10-15 07:00 | 随筆 | Comments(0)

河川氾濫対策

 これまで経験したことのない雨の量と強い風を伴う台風19号は、一晩中荒れ狂って木造の家を揺すり続け、朝になると何も言わず何処かへ去って行きました。

それは、各地で土砂崩れや河川の氾濫を引き起こし、何人もの尊い命を奪い、多くの建造物に被害を与え、黙って見逃してはいけない相手ですが、捕まえようがありません。

 斜面の近くや河川の傍で暮らす人には、大雨が降れば土砂崩れや河川の氾濫の可能性があることは誰でも知っています。その脅威から逃れるには、避難するか、その土地から離れて暮らすか、強靭な建物に建て替えるか。

選択肢はあっても、住み慣れた土地から離れて別の場所に住居を移すには大変な資金が必要であり、強靭な建物に建て替えるのも同じことで、多くの人は早目の避難に。

結果、家屋や田畑が被害を受けて、元の生活に戻るまで個人の力では限界があります。かような状況に対して、国は迷うことなく税金を投入しなければなりません。


嵐去り 迷い込む犬 御飯あげ

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# by tabigarasu-iso | 2019-10-14 10:00 | 随筆 | Comments(0)

二酸化炭素回収技術

 大気中に放出されたCO2を回収して貯留する技術があります。Direct Air Capturと言うものですが、費用対効果が上がらなければ実用化は難しいようですが、1トンのCO2に対し120ドルの対価があれば可能とのこと。

 汚泥の排出責任者が1トンの廃棄物処理に支払う費用は少なくとも120ドル以上ですから、それに見合ったCO2排出税を投入すれば大気中のCO2回収も難しいものではありません。

 CO2を大気に廃棄する者が、その回収費用を負担するのは排出者責任として何ら問題はない筈ですが、産業革命まで遡って廃棄量を算出した上で分担しなければならないようです。

いずれにして、既に技術はあるようですから、後は資金の調達で何とかしなければなりません。その為の税金であれば、化石燃料の利用者は先祖の分も含めて潔く納税する必要があります。


猛烈な 台風何度も 困ります


# by tabigarasu-iso | 2019-10-13 08:30 | 随筆 | Comments(0)

仮想奴隷

 人権侵害の主なものとして、サプライチェーン上流の労働問題、国内での長時間労働、国内下請工場で働く外国人技能実習生の強制労働、資源採掘開発に伴う環境破壊や汚染(地域住民の綺麗な水や大気、森林、海を奪う人権侵害)があると言う。

 強制労働や自由を奪われている人、つまり人権侵害を受けている人は、現代奴隷と呼ばれ、企業は現代奴隷を犯してはいけない。こんな当たり前のことが出来ていない企業に対し、投資家が投資すれば人権侵害に手を貸すことになる。

 我社のような大企業にとって、現代奴隷の存在など有り得ない。そう考えている経営者は、我社が使用する原材料を扱う企業の労働問題、我社での長時間労働、国内下請工場で働く外国人技能実習生の強制労働を調査した上での判断であろうか。

 朝早く家を出て、帰宅は夜中が当たり前の方が大勢居る。残業時間は36協定で管理しているから問題なしと判断しているかも知れないが、サービス残業もあり、通勤時間を足せば、家では寝るだけになるから仮想奴隷と変わらない。経営者の方は、社員を仮想奴隷からも解放して頂きたいものである。


秋空に 吹き荒れる 風の音


# by tabigarasu-iso | 2019-10-12 11:30 | 随筆 | Comments(0)

環境方針改訂の好機

 大気に温室効果ガスを放出し続けた結果、気候の温暖化は海水温度を上げて、そこからエネルギーを貰った猛烈な台風が次々と上陸し、各地に大きな被害を与えています。 

 こうした状況を鑑み、環境ISO2015年に改訂され、その狙いは環境に影響を与える原因(二酸化炭素の放出、化石燃料の使用など)を管理するシステム改善だけでは生ぬるいとして、管理結果の向上を要求するもの。

つまり、これまでの環境ISOは仕組みを継続的に改善することを要求していましたが、温暖化に歯止めが掛からない為、管理した結果の改善を要求するレベルに切り替えた訳です。

その象徴が、環境ISOで実現する内容の全てが網羅される環境方針であり、組織の目的に適切な方針の内容であることや環境保護の誓約も追加されましたが、未だ従来の要求レベルに留まっている環境方針の何と多いことでしょう。

かような環境方針に遭遇した環境ISO審査員は、環境方針の不備を指摘しなければなりません。また、環境方針が企業の目的である利益目標の達成を支援するものと分かれば、誰がその改訂に迷うものでしょう。

加えて、自社で取組み可能な「持続可能な開発目標」を環境方針に盛り込めば、企業の評判も上がり売上も増え、安心して次のリーダーにバトンタッチが出来ます。今こそ、環境方針を改訂する好機ではないでしょうか。


羊雲 集まり過ぎて 暑くなり


# by tabigarasu-iso | 2019-10-10 09:00 | ISOマネジメント | Comments(0)

 明確な目的を持って懸命に働く

成功する方法だと誰も真似たが

懸命に働く内に肝心な目的忘れ

働くことが目的になってしまう



Vision&HardWorkに魅せられて

目的達成に向けて懸命に働く人

懸命に働いても目的に届かない

やがて力尽き振り返ってみれば



あてなくノンビリ生きる人の顔

 憂いの陰など微塵もなくて笑み

 皆が揃って働く組織は脆いとか

生き方の多様性認める爺となり


秋雨に シャワー諦め 湯に浸る



# by tabigarasu-iso | 2019-10-09 09:30 | | Comments(0)