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白髪の旅ガラス

高層ビルよ

 見上げても先端の見えない高層ビルに

 大きな地震で揺れたら中は大変だろう

ビルで働く人の神経は乱れないものか

 重過ぎて地中にめり込む恐れはないか

 窓ガラスの清掃に命を懸けるのは誰か

やがて解体されるが足場はどうするか

土地は狭いから自由な空を使う身勝手

道を塞がれた風や光の自由忘れないで


赤とんぼ 高層ビルは 息切れる

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# by tabigarasu-iso | 2019-08-22 21:22 | | Comments(0)

蝶番の調節は諦めて

 食器戸棚のドアの開け閉めを頻繁に繰り返して28年余り、閉めても半開きの状態が続き、それを更に加速させる孫の出現で、いよいよドアは開いたままになりました。

 ここは、暇に任せて爺様の出番です。家具の調節など手掛けたことは一度もありませんが、ドライバーがあれば何とかなる筈と始めた蝶番の取り外しは簡単に済ませたものの、蝶番の一部に異変を発見したところで、その日は仕舞い。

 翌日、外した蝶番を持参してホームセンターで新しい物を探しましたが、同じものはなく、ほぼ似たものを購入して、蝶番の取り付けに挑戦したものの、取り付けネジ穴の位置が違う。30年も前の蝶番ですから、仕方のないことです。

 そこで諦めては、頻繁に覗き見に来る孫に顔向けが出来ません。考え付いたのは、開閉頻度の少ないドアの蝶番を外して、壊れたドアのそれと交換することです。これは、ドライバーを回すだけで巧く交換が出来ました。

 これで終われば良かったのですが、使う頻度の少ないドアの蝶番を新しい物に替えてあげなければなりません。金具の当る箇所を削り、漸くネジ穴の位置を揃え、いよいよスライド蝶番を取り付けたもののドアが閉まらない。

調節ネジが3種類もあり、その機能を知らなかったものですから、ネジを緩めて締めての試行錯誤の繰り返しです。汗を流しながら調節しましたが、二度と開けないよう家人に告げて終わりに。


蝶番 バネに遊ばれ 蝉しぐれ

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# by tabigarasu-iso | 2019-08-21 23:00 | 随筆 | Comments(0)

爺婆評価

 孫には、父方の爺婆と母方の爺婆が存在する。親しみが増すのは、近場で往来する爺婆になるのはやむを得ないが、遠くで暮らす爺婆も会った時には負けていない。

 それとなく、父方の爺様は母方の爺婆の話題に触れてみる。素直な孫は、母方の爺婆をほめることしきり、よほど頻繁に世話になっているに違いない。ありがたいことだが、少し妬ける

 父方の爺婆の話が出る瞬間を待っていると、母方の爺婆とは掛け離れた評価であった。幼い孫とは言え、少しは気を遣いなさいと言いたいところであるがやむを得ない。

 二組の爺婆が存在すれば、孫にはどちらも尊敬して貰いたいところだが、爺婆らしさがない父方の爺婆であるから、遊び仲間として評価されても仕方のないことかな。


孫帰り 遊んだ猫も 夏休み

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# by tabigarasu-iso | 2019-08-20 21:45 | 随筆 | Comments(0)

みな帰る

 賑やかに帰郷した子や孫と

 ところ狭しと囲んだ食卓の

 慌ただしいこと美味いこと

 お盆過ぎてみな一斉に帰る


元気出せ たまに贅沢 うな重や

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# by tabigarasu-iso | 2019-08-19 09:30 | | Comments(0)

命の危険も高まる猛暑?

 天気予報の表現は、これまで聞いたことにないものが頻発しています。例えば、「命の危険も高まる猛暑」が埼玉県に発表されましたが、当地で暮らす住民としては、命の危険と聞いて何処へ逃げ出したら良いのか迷った挙句、家の中でエアコンの世話になり、水を飲みながら過ごせば良いと知りました。

ただ、ここで電気が停まりエアコンが使えない状況になれば、それこそ多くの人が命の危険も高まる猛暑になります。また、屋外で猛暑の中を動き回る職業の人は、定期的に日陰に入り塩分と水分を摂らなければ、命の危険も高まる猛暑となりますから、それこそ気を付けなければなりません。

かように、条件を付けず「命の危険も高まる猛暑」などと、天気予報で告げるのは如何なものでしょう。徒に人々の心を乱し、冷静な判断を失わせ、危うい方向に走らせる脅威のリスクを与えるだけです。

例えば、外気はこれまでにない猛暑になる予定であり、室内ではエアコンや扇風機を利用して定期的に水分を摂りましょう。また、屋外で働く人は、汗が出難い外気温度になりますので、体温の上昇を抑える日陰で休憩が必須です。さもないと、命を失う危険があるとでも伝えて貰えないものでしょうか。


油蝉 妙な予報に 笑い鳴く

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# by tabigarasu-iso | 2019-08-18 11:04 | 随筆 | Comments(0)

 太陽を浴びる時間が少ないと、野菜や果物の旨味や甘味が不足する。けれど、梅雨が長引き夏らしくなると形ばかり一人前になった野菜や果物は、否応なしに店先に並ぶ。

とは言え、今年の梨は形も味も出来が良い。甘味の欠けた梨は、幾ら冷蔵庫で寝かせても甘味の増すことはなく、気持だけを頂くことになる。ここに来て、太陽の光を沢山詰め込んだ梨は、上品な甘味を楽しませてくれる。

生まれ故郷の山村には、李、桃、柿の木はあっても、梨の木は小さな実を付ける山梨くらいしかない。それも芯ばかりで果肉は少なく、酸っぱくて食い物には向かない代物である。

千葉の弟から送って貰った梨は大きく、果肉が厚く、一晩冷蔵庫で寝かせて頬張れば、弟の気持も重なり、これほど美味い梨は久し振りのこと。また来年も、太陽と弟に期待したいものである。


送り火に 乗り遅れまい 父や母

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# by tabigarasu-iso | 2019-08-17 10:27 | 随筆 | Comments(0)

線香花火

 大空高く打ち上げて大輪を咲かせる花火は、見て、聞いて、身体を揺らせて楽しむものですが、誰でも何処でも簡単に打ち上げる訳には行きません。

 その点、線香花火は値段が安く、誰でも何処でも、可憐な火花が手元で小さく飛び散る様を楽しむことが出来ます。燃え始めた芯が丸くなり、そこから火花が飛ぶことなど、誰が考え出したことでしょう。

 しかしながら、爺婆だけの家では、火を点けるのは仏壇の線香くらいで、線香花火を楽しむことは考えられません。それは、幼い孫が帰省した時の大切なイベントです。

腰の引けた孫に線香花火を持たせ、その先に点火してあげれば、小さな火の玉から火花が四方へ飛び散り、あの世から舞い下りた先祖の目にもきっと映ることでしょう。


落ちそうな 火の玉揺らす 孫の手よ

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# by tabigarasu-iso | 2019-08-16 09:19 | 随筆 | Comments(0)

異常気象とモロコシ

 高原のモロコシを味わった人は、平地で収穫されたモロコシに失望することになります。

 高原に比べて平地の方が太陽の恩恵を沢山受けている筈ですが、高原のモロコシの方が柔らかくて甘いのは、短い日照を懸命に吸収する危機感からでしょうか。

 今年も高原の村からモロコシが届きました。いつもより収穫が遅く、いつもより小粒ながら、甘さはいつも通りです。

 これも、梅雨がやけに長く続いた異常気象の影響を受けている所為でしょう。これからは、温暖化に適応したモロコシの品種改良も必要な時代になったようです。

 

太陽の 恵みを詰めた モロコシさ

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# by tabigarasu-iso | 2019-08-15 11:47 | 随筆 | Comments(0)

宿題を見る

 聞かれても分からない宿題を見る

 聞く相手が違うよと教えて上げた

 答えを期待している様子はなくて

ただ傍に居るだけで満足している

それにしても難しい問題は何の為

 いつか役に立つ機会はあるのかな

 少なくとも爺様の人生で機会なく

 ただ宿題を見るこの時だけのもの


油蝉 つくつく法師に 席ゆずり

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# by tabigarasu-iso | 2019-08-14 14:02 | | Comments(0)

みな来る

 盆で子供が帰宅する

孫を連れて帰宅する

親は子供の帰宅待つ

 帰宅の時間が遅れる

 何かあったのかしら

 相方の心配否定して

己は時計ばかり見る

やがてみなが来れば

先祖も大勢押寄せる

盆に帰れる家がある

先祖子孫のが皆来る


トンボ舞う 水面求めて 上に下

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# by tabigarasu-iso | 2019-08-13 11:30 | | Comments(0)