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白髪の旅ガラス

2019年 08月 02日 ( 1 )

 第三者の行う審査は、具体的な指導を行うコンサル活動は禁止されています。ところが、審査を受ける組織の要望は具体的な指導のコンサル希望ですから、その要望に審査で応えるには、限りなくコンサルに近い審査の他にありません。

審査員;規格6.2環境目標では、リスク及び機会を考慮するとありますが、貴社の環境目標を設定する際に考慮したリスク及び機会は何か、説明して貰えますか?

組織;従来通り、著しい環境側面を考慮に入れて環境目標の設定していますが、リスク及び機会を考慮した覚えはありません。

審査員;著しい環境側面を考慮に入れてあれば、それが引き起こす有害な環境影響(脅威)又は有益な環境影響(機会)に関連するリスク及び機会は何でしょうか。

組織;わが社は電気の使用が著しい環境側面で、それが引き起こす環境影響は資源の枯渇であり地球の温暖化と言う脅威であり、電気の使用量を削減すれば地球の温暖化の抑制と言う機会になりますね。

審査員;そうです。既に決定している著しい環境側面として、生産効率向上による省エネや歩留まり向上による省資源、廃棄物削減、人材育成による生産効率向上で省エネなど、幅広い著しい環境側面の想定とその結果を文書化すれば、リスク及び機会の文書化の要求も満たし、環境目標の確立でリスク及び機会を考慮したことにもなります。

組織;それでは審査員、順守義務に関するリスク及び機会はどのように考えたら良いのでしょう。

審査員;6.1.3順守義務の注記に、順守義務は組織に対するリスク及び機会をもたらし得ると説明がある通り、順守義務の逸脱はリスクで守ると機会と文書化することで、順守義務に関するリスク及び機会の決定と文書化の要求は満たすことになります。

組織;そんなに簡単なことですか。

審査員;リスク及び機会の決定は簡単なことです。リスク(脅威)を回避すること、機会をものにすることの方が難しい

組織;なるほど、それで決定した著しい環境側面、順守義務、リスク及び機会を財政や運用などを考慮した上でどう取り組むのか、6.1.4取組みの計画策定の要求があるのですね。

審査員;その通りです。多くの組織で6.1.4取組みの計画策定の役割を認識しておりませんので、良く理解されていますね。

組織;審査員、誉め上手ですね。序に伺いたいのが、4.1内外の課題と4.2利害関係者との約束に関するリスク及び機会の決定です。これも、課題に対処すれば機会、対処出来なければリスクと考え、利害関係者との約束は順守義務の中に含めれば良いのでしょうか。

審査員;正しくその通りです。これまでの説明は、規格要求事項の中にありますから、もう一度確認して頂きたい。皆さんが難しく考えるのは、これまでのマニュアルを変えず、新しい規格要求を満たそうとするからでしょう。新しいワインには新しい器が良いように、新しい規格には新しいマニュアルが良いようです。

組織;良く判りました。古いマニュアルは捨て、新しいマニュアルを自分達の為に作りましょう。


夕立も 役に立たない 猛暑かな

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by tabigarasu-iso | 2019-08-02 15:00 | ISOマネジメント | Comments(0)