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白髪の旅ガラス

2019年 07月 31日 ( 1 )

水で流されたメダカ

 孵化したばかりのメダカが水面を泳いでいました。それがメダカと分かるのは、左右の黒い目玉しか見えませんが、上下に動くボウフラとは異なり、水面をゆっくり前進する泳ぎ方からです。

 その数を数えてみれば、両手両足では足りません。

「おい、メダカが孵化しているぞ」

「そうね、水を沢山入れてあげたわ」

「沢山の水、もしかしたら溢れるほど」

「そうよ、どんどん流れ出すまで」

「そいつは拙い」

「あら、どうして」

「孵化したメダガが流れ出す」

「そんなことはないでしょう」

「いや、ある」

 翌日、水面を観察してみれば、目玉の動く姿が少ないようです。藻の中に隠れているのか、親メダカに食べられてしまったのか、それとも溢れ出た水に飲まれて水槽から出てしまったのか。

一週間後、水槽の増え過ぎた藻を間引きして、水面が落ち着いたところで目玉の泳ぐ姿を捜しましたが、見えるのは数匹だけです。恐らく、溢れ出した水に飲まれたのでしょう。


溢れ出す 水に子メダカ 飲み込まれ

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by tabigarasu-iso | 2019-07-31 13:53 | 随筆 | Comments(0)