人気ブログランキング |

ブログトップ

白髪の旅ガラス

2019年 07月 20日 ( 1 )

哀愁列車を聴きながら

 仕事中のバックグラウンドミュージックには、聞き惚れる歌詞のある歌謡曲は向きません。代わりに、耳障りが良い弦の奏でるスペインの曲を飽きることもなく数時間も聴きながら、指は別の思いをキーボードから拾っています。

 好みの歌謡曲を机上の小さなスピーカーから流すのは、ながら聞くのではなく、本気で聴きたい時ですから、もはやBGMではありません。取り分け繰り返し聴く歌は、三橋美智也さんが唄う哀愁列車です。

 この歌を初めて聞いたのは、テレビ放送の始まる前のこと。今から半世紀も前のことでした。歌の上手い馬方が軽やかに高音で唄う哀愁列車、歌詞の意味も分からない幼児でしたが、惚れて惚れての箇所に心惹かれたものです。

 心惹かれて口にしたところが周囲の大人に驚かれ、それが面白くて何度も繰り返したことでしょう。未だ哀愁列車を聴く度、荷台に乗って煙草を吹かしていた馬方の顔が浮かびます。


懐メロに 乗って登場 馬方衆


by tabigarasu-iso | 2019-07-20 10:30 | 随筆 | Comments(0)