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白髪の旅ガラス

2019年 07月 08日 ( 1 )

 半世紀振りに引いた風邪は、咳が少々、痰も時々、酷いのは鼻水が流れ落ちて止まらないことでした。やがて、滴る度に紙で拭き取るのも限界になり、鼻紙を丸めて鼻の穴に差し込むことにします。

 その上からマスクを掛ければ、間抜け顔は誰にも分らない筈ですが、マスクを掛けた人には警戒心が強く、そのままでは泣き出す幼子の訴える視線に負けて仕方なくマスクを外しました。

漸く気分が回復した幼子の傍では吐く息にも気を遣い、席を外して洗面所に向かい、鏡に映った自分の顔を見れば、押し込まれた鼻紙で広がった鼻が可笑しくもあり、いずれそうなる場面が巡ると思えば悲しくもなります。

そこで、新たな薬の投入となりました。熱がないので控えてた薬を服用するよう娘に言われ、二錠飲めば忽ち鼻水は止まり、微熱も下がり風邪など覚えがないほどです。これなら、最初からこの薬を飲めば、惨めな顔も、怖いマスクの必要も無かった。


ギター聞く 心洗われ 風邪は逃げ


by tabigarasu-iso | 2019-07-08 15:00 | 随筆 | Comments(0)