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白髪の旅ガラス

2019年 02月 18日 ( 1 )

 環境ISO:2015への移行期間が終了して半年余り、未だ環境ISO:2004の要求事項は満たしていたものの、環境ISO:2015を満たすとは言えない点が明らかになって来ました。

 移行審査を終えたからと言って、全ての移行が十分ではありません。例えば、どんな点が不十分かと言えば、代表的なものとして環境ISO:2015で新たに加わった6.1.4取組み計画の策定でしょう。

 ここでは、著しい環境側面、順守義務、リスク及び機会への取組みをどうするのか計画しなさいと要求し、その際に技術上の選択肢、並びに財務上、運用上及び事業上の要求事項を考慮するとしていますが、これは環境ISO:2004では環境目標を策定する際に考慮する事項でした。

 どこが具合が悪いのか。環境ISO:2015では、著しい環境側面、順守義務、リスク及び機会の取組みを環境マネジメントシステムだけでなく、他のマネジメントシステムで計画する際の考慮する事項を定め、環境目標の策定だけに絞った考慮事項ではないのです。

 では、何故、移行審査で指摘しないのか。環境ISO:2015では、著しい環境側面、順守義務、リスク及び機会に取組む環境マネジメントシステムのプロセスを要求しています。このプロセスなるものは、文書化していなくても説明出来れば良いものですから、環境目標、教育、運用、監視の何れかで扱うのか触れたら問題ありません。

 このプロセスで全く説明されない著しい環境側面、順守義務、リスク及び機会があれば、これは審査で指摘することになりますが、移行審査時に深掘りできない場合は、次の維持審査で言及することになります。かように移行審査から3年間は、こうした落し穴のフォローも審査の課題になるでしょう。


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by tabigarasu-iso | 2019-02-18 22:04 | ISOマネジメント | Comments(0)