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白髪の旅ガラス

2016年 12月 20日 ( 1 )

悪路トラックの必要性

 その昔、林業に従事していた頃の話です。山で伐採した木材や椎茸の原木を伐採の現場から整備された林道や県道まで運び出すのに、悪路走行用四輪駆動のジープや改装トラックを利用していました。


 山出し作業が終われば不要の道ですから、舗装された道とは比べようもありません。雨が降ればぬかるみ、車輪を外せば谷底に転落し、木の枝がブレーキパイプを切断しようものなら、ブレーキオイルが漏れてブレーキは効かない。


 下り坂ばかりですから、丸太を積んでブレーキの効かない乗り物を停止するには、山肌に擦り付くだけです。まさに命懸けの山出し作業でしたが、それも安い輸入木材に押されて採算が取れなくなりました。


あれから40年、環境問題がクローズアップされた今、再生可能で二酸化炭素を吸収するバイオマスの需要性が見直されています。が、需要の殆どない木材の山出し作業に適した悪路走行トラックの生産は中止になっているとのことですから、この点を忘れては、山の木をバイオマス発電所に運ぶことは出来ません。


泥まみれ 山出し作業の 旨い飯


by tabigarasu-iso | 2016-12-20 13:27 | 随筆 | Comments(0)