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白髪の旅ガラス

2014年 09月 18日 ( 1 )

棚から小物

 風や地震に敏感な木の家で、妻一人、金魚二匹、メダカ無数、子猫一匹と暮らす毎日は、カラスが近場で盛んに鳴く生ごみ出し日の平穏な朝に始まり、同じカラスが仲間を誘い薄ぐらい闇に消える時刻に終わるものです。

 それが一変したのは、震度5を超す大きな揺れが来た時のこと。木の家は見事に揺れて、棚に置いた小物が落ちる。それを見ながら、更に大きく揺れるようなら外へ出ようか思案しながら、裸足にスリッパを履いて構えておりました。

 窓から電線を確認すれば、未だ揺れは続いているようですが、家の中を歩く分には問題はありません。階下で昼寝する子猫の様子をみれば、度胸が良いのか鈍感なのか分かりませんが、植木鉢の上で眠ったまま。

 他の部屋も見回れば、棚の上に棒積みにした本や写真立てが転がり落ちている程度ですから、ラジオから繰り返し流れる緊急放送の対処内容に従うほどではありません。落ちた小物を片付けて眠り猫も確認すれば、植木鉢から這い出し大きな欠伸で喉奥を見せたのです。

 恐いのは 地震の揺れと 警戒音
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by tabigarasu-iso | 2014-09-18 00:00 | 小説 | Comments(0)