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白髪の旅ガラス

2014年 09月 16日 ( 1 )

迷いバス

 同じバス停から乗車して降車する駅まで、市内循環バスは定額の百円だが、路線バスは百八十円になる。乗車時刻が離れていれば、迷わず前者を利用することだろう。

 ところが、路線バスが現れてから、直ぐ後ろに市内循環バスが現れることもある。先の路線バスは、乗車扉を開けた。それを避けて、後ろの市内循環バスに乗ることも可能である。

 心の動揺は見せず、当り前のように路線バスへ乗り込んだ。先に扉を開けた路線バスのサービスに対し、身体が条件反射したようである。良く考えれば、料金が半分の市内循環バスを選択するのが当たり前だが。

 後に着いて来る市内循環バスを見た。
『迷わせるバス時刻だな』
 原因の一つはそうかも知れないが、もう一つの原因は人情と言うものではなかろうか。

 人情に 流され乗った 高いバス
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by tabigarasu-iso | 2014-09-16 09:00 | 小説 | Comments(0)