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白髪の旅ガラス

2013年 03月 10日 ( 1 )

韓国産の唐辛子

 日本の唐辛子は半年前に旬を終え、干したものばかりで生の唐辛子は店頭にはない。妙なもので、ないと知った時点で無性に生の唐辛子を齧ってみたくなる。

 日本の大半の人は、味噌を付けてキュウリを食べる習慣はあっても、同じ様にして生の唐辛子を食べることはないであろう。そんな日本人離れした習慣を行動で教えてくれたのは、父である。

 唐辛子に限らず、父は味噌を付けて食べる対象が広かった。生ネギ、生ニンニクは当り前であり、仕事先の野山で見付ける山菜も躊躇することはない。それも旨そうに食べるものだから、真似をしたくなるのは当然のことである。

 初めは生ネギに味噌を付ける初級コースであったが、成人して酒を飲むようになると生ニンニクと生の唐辛子に味噌を付けて食べる上級コースに進級した。だが、生ネギは一年中店先にあるものの、生の唐辛子は店先から消える時期が長くて困る。

 ところが、韓国料理を食べに行った先で相方が見付けて買って来てくれた。人差し指ほどの太さで濃緑の光沢も美しく、食べてしまうのが惜しい。

 歯先に当たる感触も軽く、辛さも飛び上がるほどではないから、酒のつまみには丁度良かった。ただ、日本の生の唐辛子に比べて少しばかり表皮が硬いようである。それで海を渡っても鮮度が長持ちするなら、仕方あるまい。

 旨く食べ 後で反省 する辛子
by tabigarasu-iso | 2013-03-10 12:11 | 随筆 | Comments(0)