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白髪の旅ガラス

2011年 09月 03日 ( 3 )

不思議なアマリリス

「この花、どうした」
「アマリリスよ」
「はて」
「歌に出て来るでしょう」
「・・・♫しらべは♫アマリリス♫だったか」
「そう、その歌に出て来る花よ」
「それで」
「あなたに見せたくて」
「そうか・・・・・」

何よりも お喋り好きな アマリリス
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by tabigarasu-iso | 2011-09-03 19:11 | 小説 | Comments(0)

風に吹かれて

 台風12号は、時速15キロメートルの速度で四国に上陸し北へ向かっている。その勢力は未だ衰えず、日本の半分を巻き込む範囲で、激しく雨を落とし強い風も吹き止まない。

 ピューピュー、ヒュルヒュル、グゥオングゥオンと音色を変え、一晩中吹き続ける風に邪魔され、眠ったようで眠れない夜を過ごし、幾らか静かになった隙にまどろんだ。

 この風で大きな風車を回せば、粉も挽くことが出来て、水も汲み上げられる。発電機を繋げば電気も起こせるが、自転車の速さで去って行くから当てにならない。

 一方、激しい雨は山を崩し河川を氾濫させるから、当てにしてはいけない相手であるが、恵みの雨にもなるから皆無では困る。

 当てにならない風と当てにしてはいけない豪雨、両者で成り立つ台風と旨く付き合う方法を思い付いた瞬間、残念ながら目が覚めた。

絶え間ない 風に吹かれて 蝉飛べず
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by tabigarasu-iso | 2011-09-03 15:05 | 随筆 | Comments(0)

昨日より綺麗になった

 夜間、非常に激しい雨音で飛び起き、開けたままの窓を閉めた。強い風に流された雨、室内に幾らか入り掛けている。

 窓を閉め切った室内、次第に蒸し暑くなって行くが、眠気が上回り苦にならなくなった。何度か寝返りを打つ間、深い眠りに誘われ、夢を見る暇もない。

 太陽の昇る時刻、いつものように目を覚ました。いつもと違ったのは、そのまま起きて出掛ける身支度を始めたことである。

 朝一番の上り電車、予想通り車内は空いていたものの、既に席は満席であった。立ったままの姿勢ではパソコンも打てないから、たまには外の景色を眺めてみよう。

 後に切れ間なく走る街並みは大雨に洗われ、いつもとは違って見える。樹木は緑を鮮やかにし、瓦屋根は埃を落として元の色を取り戻す。何もかも、昨日より綺麗になった。

天気予報 非常猛烈 多くなり
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by tabigarasu-iso | 2011-09-03 11:27 | 随筆 | Comments(0)