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白髪の旅ガラス

2011年 06月 25日 ( 2 )

 土曜の昼、ラジオ放送の傘を題にした川柳を聞き、ふと笑いがこみあげる。その川柳の詠み手の中には、九十歳を超えた人も居ると聞き、センスの若さに驚いた。記憶の残ったものを、幾つか紹介してみよう。

 ☆放蕩の 傘は何本 出したこと
 ☆傘立ての 底に落とした 秘密ごと
 ☆唐傘に 目を回された 皿落ちて
 ☆台風の 威力を示す 傘折れて
 ☆傘忘れ ずぶ濡れで 取りに行く

 梅雨も明け、傘の出番は少なくなる。その前に、自分も幾つか傘を題にした川柳を詠んでおこう。
 ★降りてから 気付いた傘は 乗り越して
 ★開かない 唐傘担いで 駆けたっけ
 ★唐傘の 油の匂い 懐かしく
 ★流行り傘 自動で開き 手で畳む
 ★芯曲がり 開かぬ傘に へそ曲げて

猛暑から 一夜明ければ 寒空に
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by tabigarasu-iso | 2011-06-25 12:36 | 随筆 | Comments(0)

高砂

 昔ながらの結婚式では歌われていたものの、今では殆ど耳にすることのない、祝い歌の発祥地「高砂」を再び訪れ、相変わらず淋しい駅前に立ち、珍しい塔を記念写真に納めた。

 先を急ぐ通勤者や学生は、のんびりと携帯電話のカメラで写真を撮る翁を避けて行く。実は、こうして他人から見て奇妙に映る自分を想像するのは愉快なことである。

 食べたい時に食べ、眠りたい時に寝ていた動物が、本能を抑え社会性を重んじる鎧を着て久しい。だが、どんなに進化したとて、裸の猿以上にはなれないものである。

 そんなことを思いながら撮影した写真だが、塔に表示した肝心な文字を見えなくする竹は、何の為であろうか。当地を売り込む目的なら、「ブライダルタウン」が見えるようにしたら良かろうと、裸の猿は考えた。

エアコンを 点けてすまない エコ先生
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by tabigarasu-iso | 2011-06-25 08:36 | 随筆 | Comments(0)