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白髪の旅ガラス

2011年 06月 10日 ( 2 )

痛み去る

 活動している最中は、どれもこれも眼を酷使することばかりです。それが重なった或る日から、男は眼の奥に鈍痛を感じるようになりました。

 少なくとも、原因を把握していますから、読みたい本を我慢し、飲みたい酒も控え、早々に床に着き、痛む眼の上に湿布を置いて、鈍痛の去るのを待ちます。

 翌日、その効果は直ぐに現れました。眼ばかりか、身体全体の調子の良さに、日頃の不摂生を反省するばかりです。

 ところが、痛みを忘れてパソコンを睨み続けた昼過ぎ、再び眼の奥に鈍痛を覚えました。これには湿布することもできず、眼を瞑ることもできないまま、それでも夕方になると痛みは何処かへ去って、それまでのことが嘘のようです。

 痛みが去っても、無理をしてはいけません。そんな思いを綴りながら、これも眼の酷使に繫がると反省し、直ぐにペンを置きました。

冷風に 花びら泳ぐ 菖蒲あり
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by tabigarasu-iso | 2011-06-10 12:22 | 問題解決 | Comments(0)

街に出ようか

 パソコンばかり睨んで長い時間過ごせば
 時には血の通った人との話がしたくなる
 そうかと言って無意味な会議は避けたい
 機知に富んだ会話で腹の底から笑いたい
 さもなければ街中に繰り出し街路樹巡り
 けやきの梢に降り注ぐ木洩れ日を浴びる
 すると涼しい風が滲んだ汗を拭き取って
 疲れ眼と空しい心を癒してくれるだろう

 室内に 厭きたカラスの 梅雨入りか
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by tabigarasu-iso | 2011-06-10 07:58 | 小説 | Comments(0)