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白髪の旅ガラス

2008年 10月 09日 ( 1 )

義理人情

 ISOマネジメントシステム導入、これが成功するか否かの鍵は、組織作りと時機を得た組織の見直しにあります。品質マネジメントシステムを導入したものの、不良の削減にはならないし、審査費用に見合った効果が見えないとか、環境マネジメントシステムを導入したものの、環境負荷の削減も頭打ちで、審査では本業の課題を把握していないとか、散々な指摘を貰う原因の多くは、組織の作り方と言えるでしょう。

 昔から、組織は人に拠るものと言われるように、市場を見る眼がある人、管理に優れた人、技術に長けた人、営業に秀でた人、事務処理を恙無くこなす人、それぞれの力量を見極めた人員配置が実現できれば、その組織の発展は間違いありません。しかしながら、そこに「義理人情」が入り込み、力量不足を承知した人員配置となる場合が多くあり、注意する必要があります。

 それで結果が出ている間は良いのですが、そうでない場合の方が多い筈ですから、それをISOマネジメントシステムの所為にするまえに、「義理人情」を抑えた組織の見直しを行なわなくてはなりません。ここで、「義理人情」を完全に捨てた組織検討ではないことが、その後の円滑な組織運営にとり、必要になることを肝に銘じて置きます。ISOマネジメントに「義理人情」の要求はありませんが、日本においては力量の要求と同等でありましょう。

 コンサル先で好き放題に呟く我等も、大幅な組織変更を予定しています。役職に応じた力量の有無は勿論のこと、その人がその席に着く自然の流れ、つまり人情を重くみたものですが、国際規格に慣れた人に重要な輝きを放つ「義理人情」の視点からみた組織構成、果たして、どのような成果を生むことでありましょう。組織変更の成果が、今から楽しみでなりません。

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               義理人情 国際規格と 何故ならぬ
by tabigarasu-iso | 2008-10-09 23:41 | 随筆 | Comments(0)