2010年 06月 25日
昔を語る古狸
「社員を採用するとしたら、どんな分野の人が欲しい」
「営業専門家が欲しいですね」
「どんな営業が出来る人が欲しい」
「審査やコンサルの判る人が良いですね」
「コンサルタントは必要ないか」
「仕事を受注することが先決ですね。仕事が出来る人は、外部にも沢山いますが、仕事を取れる人は少ないですから」
「なるほど。その次に採用したい人は」
「仕事の取れるコンサルタントですね」
「良く判った」
こうした遣り取りが二時間余り続き、酒のビンは空になる。食べ過ぎず、飲み過ぎず、過去を振り返らず、互いに良い点を認め、これからの組織を語れば気分も明るく、もう一本酒を注文しても悪くはないが、明日の仕事を考えお茶にした。
「月に一度は、こうした会議も良いですね」
「費用対効果を考えても、意義があるから、異議なし」
「それでは、次の会合は」
「来月今夜としようか」
こうして、腹の出始めた古狸の会合は、お開きに。
枕替え 寝心地を問う ホテルマン