2009年 06月 24日
待たされて
狭い会議室で待たされて、メールの確認でも出来れば良いのだが、未だメールは不通のまま。仕方なく、その日に浮かんだアイデアを文書にまとめに入るが、いつ現れるのか判らない人を待ちながらの作文は、なかなか進まない。
漸く現れた相手は、詫びる様子もなく、明るい表情で握手を求める。待ち疲れた、こちらの表情は、呆れて硬いままであろう。何とか笑顔を繕うが、果たして旨く演技できたことか。仕事先なら弁えて、表情を作るのも容易なことだが、相手は仲間だから、そんな気遣いは敢えてしない。
それでも話が進めば、笑顔を交えた方が都合良く、こちらが不利な話題になればなるほど、仕事と割り切り笑みを作ることにした。それにしても、相手は、長い間待たせた負い目を一向に見せない。まさしく、梅雨時の会議に相応しい雰囲気ではなかろうか。
言うことを 言わずに過ごす 曇り空