2009年 06月 16日
根本治療
歯の治療にしても、同じことが言えます。数年前、治療で詰めたアマルガムが取れ、慌てて診察を受けましたが、その場所を治療するだけで終り。良く見れば、あちらこちらで、歯磨きで磨り減った歯の根元が痛々しい。それを治療しようとは、言われた記憶がありません。
そのままにしておけば、やがて虫歯になるのは明らかです。今回もアマルガムが取れ、緊急に受けた治療ですが、これまで見逃されていた根元の修復も施されました。これが、本来の治療ではないでしょうか。患部が悪化する前に施す予防処置は、歯医者の大切な仕事と考えます。
根元が磨耗する根本的な治療は、歯の磨き方を改めること。従来のまま、歯ブラシで激しく横磨きを続ければ、再び歯の根元が磨耗し、歯茎も後退します。いずれ、歯医者に罹る確立は高まりますから、これまでの歯医者は、敢えて治療しなかったのかも知れません。さような歯医者は、社会的責任が欠落していますから、やがて信用を失い淘汰されることでしょう。
治療より 予防は良いが 銭ならず