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白髪の旅ガラス

農林漁業の道を行く

 米国を大きな震源地とする経済不況の大津波を受けて、半導体や自動車などを製造し欧米に輸出する第二次産業では、生産工場の統廃合や生産ラインの稼働調整など、大規模な事業再編成が展開され、派遣労働者の雇用延期中止や正社員の早期退職募集などが、連日のようにテレビや新聞の情報源になっています。

 年金や退職金で余裕を持って暮らせる方は別として、職を得て衣食住を満たさなければならない人は、不況にも耐えられる仕事を自ら創造するか、探し出すしかありません。また、生活できるだけでなく、夢を持てる仕事で無ければ、一時的に就職することはできても、生涯の仕事にすることは難しい。

 こうした中、このところ農林漁業への就職希望者が増えているようです。応募する側が有利な就職条件を提示することも一因にあるでしょうが、自然を相手に暮らす人の本能が目覚める場合もあるでしょう。また、地球環境の保全が優先課題として認識された今、漸く、第一次産業が見直される時期が到来したのかも知れません。

 けれど、農林漁業への就労が、一時的な夢で終わらないようにする必要があります。それは、将来に亘り農林漁業者の生活が保証される制度の確立であり、安心で安全な食、水、空気、空間や再生可能な資源を提供する人の生活を、提供される側の税金で賄う必要があるかも知れません。
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                林業に 汗と涙の 覚えあり
by tabigarasu-iso | 2009-01-28 07:05 | 随筆 | Comments(0)