2008年 07月 18日
のぞみの停まらぬ駅に臨み
時折、「ひかり」も静岡駅や米原駅に停車するものがありますが、静岡駅で「ひかり」に乗り込んでも、米原駅に停まるとは限りません。一端、名古屋駅で降りて、「こだま」なり「ひかり」に乗換えが必要です。新幹線の経営者は、東京駅、名古屋駅、京都駅、大阪駅に停まる「のぞみ」の利用客の利便性のことしか、頭に無いのかも知れません。
「のぞみ」の停まらない駅は、ついでの駅のようです。「のぞみ」が数分おきに発車するのに比べ、「こだま」は一時間に二本もあれば良い方ですから、そう解釈しても間違いないことでしょう。自家用車の普及に押され、空間を載せて走る村中のバスのようです。いつか、「こだま」は廃止の対象になるのかも知れません。
「こだま」の停まる新幹線駅前に期待を寄せ、企業進出で街の活性化を夢見た人々の目に映るのは、シャッター通りと化した在来線の駅前の光景でありましょう。その時、新幹線駅の誘致に奔走した方々は、どんな行動に出るのでしょうか。利用客を増やす駅前企画は、今からでも遅くないようです。
雷を 充電する器 あれば良い