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白髪の旅ガラス

森と生きる裸の猿

 人は、裸の猿であることを忘れてはいけない。大地に根を張り、太陽の光を浴びて生きる植物は、多くの昆虫や動物を育み、その中で裸の猿も生かされている。いつしか樹木から降り、群れて火を操ることを覚えた所為か、怖いもの知らずになった裸の猿は、森の大切さを忘れてしまった。

 裸の猿は、火で森を焼き畑に変え、好き放題に森を荒らした挙句、もはや自然再生が不可能な状態にまで、今でも森を追い詰めている。たが、歩くことはもとより、枝を自由に振り回すことも出来ない樹木は、その場で攻撃の止むのを待つか、果ては全滅するのを待つしかない。

 森を壊滅にすればどうなるか。とうの昔、裸の猿が逃げ出したイースター島で、海を背に内陸を見詰めるモアイ像を見れば明らかである。巨大な人面を模した石造は、権力者の力を誇るものだが、その権力も森からの恵みを失い、間も無く食料難に直面したのであろう、一族を引き連れ島から退散せざるを得なかったらしい。

 人は、学習することが可能な裸の猿である。モアイ像の謂れを知れば、森と生きることに知恵を絞るであろう。とは言え、皆が森に復帰することは出来ないから、代行者を支援するしかない。つまり、森林管理を最優先する裸の猿が生活出来る、森と生きる仕組み作りが急務になる。その為にも、裸の猿の一匹は、企業のマネジメント支援を通じ、新たなビジネスモデルを提案することになるであろう。
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揺れ動く 水面に浮かぶ 蓮の花
by tabigarasu-iso | 2008-07-10 00:53 | コンサルサービス | Comments(0)