2007年 11月 23日
男言葉
そんな地方で生まれ育ったものだから、大きな駅があり、人の大勢行き交う交差点や、大きなデパートのあるハイカラな街に出た時に、女性が自分のことを「わたし」と耳にして、とんでもない世界に来たものだと感じたものだ。
根っからの田舎者だから、東京便を話すようになっても、気の置ける相手には、つい「わたし」から「俺」と口にしてしまう。相手のことは、「おめえ」つまり御前と言うから、恐れ多く、尻込みしながら驚く様が面白い。
ところで、最近の女子高生が大きな声で遠慮なく使う男言葉は、田舎に舞い戻ったようで懐かしいが、もう少し話の内容に厚みが欲しいものだ。それに、朝から厚化粧して女性らしさを強調するなら、それに見合った言葉使いに期待したい。
良く通る 静かな車内に 喋り鳥