2007年 10月 30日
雨天決行
既に十分は歩いたけれど、それらしい建物を見つけられないまま、動物園を囲む壁に突き当たりました。いつも乗降する上野駅の傍だから、間違う筈がなかろうと、先を歩く旅ガラスを信じ、西の陣から上京した仲間は、持参した地図を開こうともせず、強まる雨に濡れるまま。
誰かに聞きたくても、薄暗い夜道に人影は無く、自信を失くして地図を広げれば、少し戻って右奥に。部屋に入って荷物を置けば、汗が後から後から噴出してきます。部屋置きの冷蔵庫から冷えた麦酒を取り出し、汗の抜けた穴を埋めた後、天然温泉で再び汗と疲れを流すことになりました。
その翌日も雨、東京駅の丸の内側から出るはとバスに乗り、手馴れたバスガイドさんに導かれ、皇居、浅草、レインボーブリッジ、東京タワーを巡る都内観光に。横殴りの雨で背や腕を濡らし、車内で乾いた頃にまた濡れる繰り返し。どうやらこの雨、珍しく集合したカラス仲間を祝い、いつまでも記憶に残るようにと、台風が送ってくれたメッセージでありましょう。
意外とね 知らないものが すぐ近く