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白髪の旅ガラス

危険な棄権

 選挙前の数日間だけ、手を振り、声を嗄らし、頭を下げて、当選すれば、投票した人の大半を忘れ、己の懐を潤すことだけに走る。そんな政治家を、選ぶのも落とすのも選挙だから、投票の権利を実行しなければ、そんな輩を認めることにもなろう。

 けれども、投票に値する党や候補者が居なかったり、政治に関心が無かったり。結果、投票率が五割を切る状況も珍しくない。仮に、国民の一割しか投票しない選挙であっても、最低有効投票率を定めていない限り、選挙は有効であろうから、このまま選挙離れが進行すれば、一部の人の、一部の人による、一部の人のための世の中になりそうだ。

 複数の意見が飛び交う議会や株主総会などで、物事の白黒を判定する場合、多数決の原理を採用しているのに、選挙権を持つ国民の過半数が参加しない選挙結果は、果たして有効なものであろうか。

 それにしても、投票が終わり、すぐさま当選確実を報道する情報網には、毎度のことながら驚くばかりである。投票前に本音を告げたことも、投票後の出口調査を受けた覚えもない人にとり、判断の根拠が知りたいものだ。


           当確も 終わりに落ちる こともあり 
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by tabigarasu-iso | 2007-07-31 12:14 | 随筆 | Comments(0)