2007年 07月 31日
危険な棄権
けれども、投票に値する党や候補者が居なかったり、政治に関心が無かったり。結果、投票率が五割を切る状況も珍しくない。仮に、国民の一割しか投票しない選挙であっても、最低有効投票率を定めていない限り、選挙は有効であろうから、このまま選挙離れが進行すれば、一部の人の、一部の人による、一部の人のための世の中になりそうだ。
複数の意見が飛び交う議会や株主総会などで、物事の白黒を判定する場合、多数決の原理を採用しているのに、選挙権を持つ国民の過半数が参加しない選挙結果は、果たして有効なものであろうか。
それにしても、投票が終わり、すぐさま当選確実を報道する情報網には、毎度のことながら驚くばかりである。投票前に本音を告げたことも、投票後の出口調査を受けた覚えもない人にとり、判断の根拠が知りたいものだ。
当確も 終わりに落ちる こともあり