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白髪の旅ガラス

 水道の蛇口に口を当て、水を旨そうに飲む光景は、昔の話になりました。昨今は、ペットボトルに入った水を飲むのが当り前。それも、お金を出して飲むのですから、昔の子供としては、想像もしなかったことです。

かつて、酒の一升瓶を店に返すと五円になり、それが醤油の瓶だと十円になりました。それを皆で四五本集めて店に持ち寄り、十円のキャラメルを頭数だけ買った覚えがあります。そんな時代を過ごした人は、水を買って飲むことに抵抗を感じながら仕方なく買う。

 ところで、蛇口から出る水を、どぶの臭いもなく、薬の臭いもなく、昔のように安心して飲めるようにすることは可能な筈です。空から落ちる雨水や雪、これを受け溜める森林を守り、育成することに税金を投入し続ければ、二十年後には豊かな水源地から、美味しい水が供給されるのは間違いありません。

 それには、真面目に納めた税金の使途を追求し、その中に水源地確保の用途が有るのか確認したうえで、なければ追加を要求する、物言う国民になることが必要です。年金を納めた記録が無いと言った問題に呆れてばかりいても仕方がありませんから、美味しい水の確保のために森林育成に対する税金投入の声を、皆で高めませんか。

七夕の 空に星ある ためしなし
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by tabigarasu-iso | 2007-07-08 21:31 | 随筆 | Comments(0)