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白髪の旅ガラス

充電

 心身のエネルギーを使い果たせば、それを満たす必要があります。身体の場合は、御飯を食べて、睡眠を充分に取れば、栄養が脳や筋肉に行き渡り、疾患が無ければ、再び元気に活動することができましょう。

けれど、心の場合は、低下したエネルギーを、元の位置に戻すこと、身体ほど容易ではありません。それは、細胞に溜まった不要な物質を排出し、不足した養分を補給すれば活性化する細胞とは異なり、過去を振り返り、現状に甘んじることなく、未来を想像する、心の性格からであります。

 取り返せない過去を悔やみ、現状に満足することが出来ず、さりとて未来に満足する世界が見出せない、心とは本質的に心配性ですから、落ち込むことが当り前ではないでしょか。それを認めず、他に原因を求めるところに、エネルギーの低下が発生します。そのことを、自己認識できないことで、更にエネルギーの低下に拍車が掛かる。

 心の充電方法は、人により様々でしょうが、まずは生きるのに必要な、衣食住を満たすことにあります。米びつに米が無ければ、心穏やかでは居られません。それを満たしたとしても、人は落ち込む動物である。そのことを自らが認めてあげれば、心の充電を遮っていた靄が晴れ、瞬く間に気持も晴れるでしょう。

              階段を 飽きずに登る 歩き初め
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by tabigarasu-iso | 2007-07-04 12:26 | 随筆 | Comments(0)