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白髪の旅ガラス

安堵

 心に張ったゴムも、緊張するばかりでは、長く弾力が持ちません。復元する限界まで張り詰めたなら、そっと緊張した状態を緩めてあげることが必要です。その限界の見極め、人により様々ですから、己の基準を他人に当て嵌めてはいけません。

 人前で話すことが、苦手な人が居ます。講師や審査員それにコンサルタントであっても、人前で話すのが苦手な人が多いと言えば、信じて貰えそうもありませんが、話の下手な人が多いと言えば、納得して貰えるでしょうか。

 苦手で下手な癖に、平然と人前で話す人達ですから、心の緊張などある筈がありません。はなから、そうではなかった筈ですが、人前で話さないことには商売にならず、逃げ出したい気持を抑えている間に、いつしか緊張のゴムが伸び切って、元の位置に戻ることを忘れ、弛んでしまったのでしょう。

 そこで興味深く聞けば、セミナーやコンサルを実施している間は、緊張の連続だと言い、いつ緊張を緩めるのか問えば、それもセミナーやコンサルの最中であると答えます。ゆっくり話したり、問い掛けたり、相手に考えさせている間に、緊張を緩めていると言いますから、講師やコンサルとは、何と不思議な心のゴムを持つ種族でありましょう。

たまに会い 爺さん笑顔 孫不安
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by tabigarasu-iso | 2007-07-01 22:15 | 随筆 | Comments(0)