ブログトップ

白髪の旅ガラス

感謝

 人をはじめ地球上の動植物は、自分だけで存続することはできない。植物性プランクトンは太陽の力を借りて育ち、それを動物性プランクトンが餌にする。それをまた、小魚が餌に成長したところで、大きな魚や人が頂く。

 人も頂くばかりではなく、いずれは土に帰って、微生物の養分になる。間違いなく誰もがそうなるが、子孫を残して置かないと種の保存はできない。それは、小魚やプランクトンにも言えることだから、餌になる種を絶滅させてしまえば、人もやがて絶えることになる。

 人は食物連鎖の一部で生かされているが、他の人に世話になることも欠かせない。それが同僚であったり、部下であったり、時には上司であったりする。良かれ悪しかれ、単独では存続できない定めだから、不満を持ちながらも運命を共にすることも多くあろう。

 しかしながら、苦しい時に救いの手を差し伸べてくれた人は、生涯忘れてはいけない。幾らか息を吹き返した時に、批判したいこともあろうが、それは今が在るからであり、当時の感謝の想いは、目先の評価を上回る事になろう。それを忘れた人は、人でなしと呼ばれても仕方あるまい。

今在るは 自力だけとは 思うまい
[PR]
by tabigarasu-iso | 2007-06-20 18:44 | 随筆 | Comments(0)