2007年 04月 10日
ネオンを見詰め
かつてのオイルショックの際には、街中のネオンが一斉に消えたものだ。それで売り上げが減ったと言う話も聞かないから、ネオンの直接的な宣伝効果は無いのであろう。オーナーの自己満足だけだとしたら、いたずらに石油資源を浪費するばかりのネオンは、廃止の時期にある。
節電や節水を呼び掛ける組織が、その名をネオンで一晩中掲示している矛盾は、笑いを通り越し犯罪に近い状況と言えよう。同じ様なことが、省エネ製品にも言える。その販売台数を大幅に伸ばせば、エネルギーの在庫を減らす方向に変わりはないから、買い替えのタイミングや新製品の使い方を、正しく伝えることも必要であろう。
まずは、今のものを長く大切に使うこと、利用しないものは買わない、こうした一見矛盾する情報を全面に出したうえで、それにも勝る省エネ製品であることを、利用者にアピールできなければ、夜空を無駄に照らすネオン広告と同じ仲間に見られても仕方ない。
駅弁を 一人で喰らう 味気なさ