2006年 07月 24日
さようならなんて言えない
或る日、コンサル先の方から、退職の挨拶を電子メールで頂きました。会うは別れの始まりですから、残念ですが仕方の無いことです。その訳は問わず、別れの言葉を贈りました。
「これからも、同じ地球に住む仲間に変わりませんから、また、どこかでお会いしましょう。いつの日か、便りをくだされば幸いです」
かように、幾人もの方に再会のメッセージを送って参りましたが、返事を下さる方は少なく、これも人の世の定めか、己の人徳の無さかと諦めています。それでも懲りず、別れ際のさようならは、今後も言葉にしないことにしましょう。
いつの日か、さようならを告げる時が来ます。それは、亡き人を野辺に送る時と自分が送られる直前に限ります。それまでは、美しい五つのひらがなであっても、さようならなんて言えない仲間に、あなたも加わりませんか。
やかましく 自慢しないで 孫のばば