2020年 05月 29日
脳出血と脳血栓
脳溢血は、脳出血とも言う。脳出血は、弱くなった脳小動脈壁が高血圧などの影響で破れ出血することである。
原因は、動脈が硬くなることと血圧が高くなることだ。動脈が硬くても血圧が低ければ血管は破れない。また、血圧が高くても動脈が柔らかければ血管は破れることはないだろう。
脳出血の際には、意識消失、嘔吐、顔面紅潮、呼吸は深く、四肢は運動不能で、大小便の失禁がある。尊厳死を望む人間としては、避けたい状況だが、意識がなくなるから気にしない。
脳血栓は、脳の動脈に血栓が出来て、血管を塞ぐ症状を言う。これが進むと脳梗塞になる。
原因は、動脈硬化によるもの。加齢と共に弾力の衰えた動脈に脂肪やコレステロールの沈着したものが血管内壁に出来て、それが肥大化し動脈を硬く狭くする。
沈着したものが血栓になると脳血栓症、その血栓が動脈を塞いでしまうと脳梗塞だ。
脳出血を予防するのは、動脈を柔らかくすること、血圧を高くしないことである。血圧は手軽に測定出来るが、動脈の硬さは分からないから、専門医に相談するしかなさそうだ。
脳血栓を予防するのは、動脈の弾力を保つこと、脂肪やコレステロールが血管内に沈着しないようにすること。それには、食事に気を配り、適度の運動が必要である。これを実行しないことには、脳血栓のリスクは回避出来ない。
出血と 血栓ならば 直ぐ分かり