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白髪の旅ガラス

輝いて生きる

 法事で見掛けた方は、確か何処かで会ったことがあるような、そんな気がしても読経中は声を掛けることは出来ません。焼香が終われば自由に話せるかと言えば、またそれも叶わない。


仕方なく、遠くから誰であったか記憶の中から引き出してみれば、やんちゃ坊主の面影が残っているところから、幾つか年下の方だと想い出します。


頭は白く、口元に入歯が目立ち、頬に皺も寄っている方は、65歳を過ぎても、日に焼けた顔は健康そのもの。畑に出て、名産のキャベツでも育てていることでしょう。


確か、農協か役場に勤めていた方で定年を迎えている筈です。が、耕せる田畑を持つ家の人ですから、明るいうちは野に出て額に汗していることでしょう。


田畑を持たない方は、何か商売を始めるか、何処かに再就職するか、何もしないで過ごすか、家の中で趣味に興じるか、何れにしても輝いて生きたいものです。


清め酒 トンボにそっと 飲まそうか

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by tabigarasu-iso | 2019-09-19 09:19 | 随筆 | Comments(0)