2019年 09月 06日
執拗な夏日
このところ、秋風が吹き夏の間に溜まり続けた睡眠不足も解消される季節になりました。更に高原へ上れば、薄着を後悔する朝晩になり、囲炉裏があれば柴を燃やしたい衝動に駆られます。
このまま冷房の出番も終わるかと思いましたが、夏は簡単に席を譲ってくれません。薄くなった頭頂に当たる太陽光は地肌を焼いて、残り少ない毛髪の根を責めているのが分かります。
堪らず車に乗り込むと猛暑が肺に入り込み、身体の芯から焼いてしまう恐れに息をすることも出来ません。
「エアコンで冷やして置いてくれたら良かった」
相方は、当方の言いたいことを代弁してくれます。けれど、エアコンのスイッチを入れるのは当方ですから、執拗な夏日に当方は溜息を付くほかありません。
赤トンボ 冷えた指先 温めて