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白髪の旅ガラス

小さな組織の環境ISOのポイント

 そもそも、環境ISO規格を検討するメンバーに小さな組織から参加することはありません。従い、小さな組織が環境ISOを導入する際の説明は、付録の説明書に殆ど無いと言っても宜しい。

 例えば、社長を含めて5人の組織の環境ISOの導入に際し、内外の課題は何か、利害関係者との約束は何か、環境ISOの適用範囲は何処までか、優先管理する環境側面の決め方は、順守義務は何か、リスク及び機会の決定方法は、業務目標と環境目標の関連は、課題としたものの運用管理は、緊急事態の準備と対応は、業務の監視に環境の監視を兼ねるのは、内部監査やマネジメントレビューの進め方など、環境ISOの付録には説明が一切ありません。

 そこで、小さな組織が環境ISOを導入する際、こうしたら良いと思われる内容を紹介します。

1)内外の課題は、それぞれ一つに絞る。

➡製品の低価格化(外部の課題)、他社にない製品開発(内部の課題)

2)利害関係者との約束は従業員との約束に絞る。

➡気持良く働ける職場環境で利益を上げ続ける。

3)環境ISOの適用範囲は、重要な協力会社のサービスまで含む。

➡材料の運搬委託、製品の生産委託、廃棄物の処理委託まで適用範囲に含む。

4)優先管理する環境側面は、製品の材料調達から、生産、使用、廃棄の各段階で経費の上位一つを選ぶ。

➡再生可能な材料の調達、再生可能なエネルギーの使用、省エネ設計、リサイクル容易設計など。

5)順守義務は、製品のライフサイクルの各段階で適用される法規制を決定する。

➡環境側面に適用される法規制の特定は簡略化しない。

6)リスク及び機会は、上記1)2)4)5)がマイナスの方向に行くリスク、プラスの方向に行く機会とする。

7)業務目標に環境目標を組み込む。

8)課題としたものは、目標にしないものでも日常管理する。

➡目標にしない著しい環境側面、リスク及び機会も日常管理する。

➡順守義務は全て管理する。

9)緊急事態は、組織の存続が危うくなる事態を想定する。

10)日常業務の監視項目に環境の監視項目を追加して監視する。

11)内部監査は、社長が業務として行う。

12)マネジメントレビューは、社長が毎月の経営会議で行う。

13)事務局は、次期社長候補者が担当する。

 かように、業務の中に環境ISOの要求事項を組み込めば、2人の組織でも環境ISOの導入は難しいことではありません。


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by tabigarasu-iso | 2019-09-05 22:52 | ISOマネジメント | Comments(0)