2019年 08月 30日
取組み計画なし
2015年に改訂された環境ISOでは、取組み計画を策定する要求が追加されましたが、どうも理解されていない組織が多いようです。中には、環境マネジメントマニュアルから取組み計画を除いている場合もあり、その必要性を審査時に説明しなければなりません。
「マニュアルから取組み計画を除いた理由は」
「・・・」
「理由もなく除かれたのですか」
「必要ないと思いまして」
「規格要求事項に余分なものは、一つもありません」
それから、何を取組み計画では要求しているか、審査員は白板を借り図で説明しました。
「ここまで、〇、△、□を決めましたが、同時に全てを環境ISOで取り扱うことは出来ない場合もあり、その理由として財務や運用がありますから、これらを考慮して、環境ISOで取組むか、品質ISOで取組むか、それとも他の仕組みで取組むか、計画することを要求しているのです」
「そうでしたか、初めて知りました」
初めて知った方の顔は、今後どうしたら良いのか分からない表情です。そこで、審査員は〇の取組み計画の事例として、環境ISOで取組む場合、品質ISOで取組む場合、他の仕組みで取組む場合を白板で説明しました。
「すいません。これをカメラで撮影しても構いませんか」
「どうぞ」
暑い夜に カレーうどんで 汗を出し