2019年 03月 29日
コンサルも散る時を知り
同業のコンサルを批判したくはありませんが、コンサルの評判を損ねるレベレであれば、誤った指導内容を修正して貰うか、コンサルの市場から退場して貰わなければなりません。
それも主観ではなく、基準を明らかにして堂々と説明する必要があります。例えば、「プレス機械」を環境側面として指導している場合、そのメーカーに影響を及ぼせるのか検討して貰いましょう。「プレス機械の電気の使用」は管理できる環境側面ですが、「プレス機械」は影響を及ぼすことの出来ない環境側面ですから、環境側面にあげても何も出来ません。
環境ISOは、管理出来る環境側面と影響を及ぼせる環境側面を扱う仕組みです。こんな環境側面に関する初歩的な規格要求事項を理解していないようでは、コンサルとは言えません。どうやら、コンサルのユーザーも薄々承知しているようですが、取引上の関係から言えないようです。
環境ISOの管理対象である環境側面の指導が曖昧では、それを考慮に入れる環境目標やその実施計画も十分な指導がなされているとは思えません。予測した通り、環境目標を実現する実施計画には、具体的な施策は皆無でした。
かようなコンサルのレベルに関して、不適合、軽微な不適合、改善事項の判定をするなら、迷わず不適合に該当する内容です。さて、それを当事者にどう伝えたら良いものか、審査報告書の検出事項として、コンサルを採用した経営者の方に知って貰うことにしましょう。
散る時を 知らぬコンサル 哀れかな