2018年 11月 03日
ひなたぼっこ猫
朝日の射し込む濡れ縁を探し当てた愛猫のチビトラニャン、さっと飛び乗り目を細めたまま、ここで僕はひなたぼっこだと態度で示し、一歩も動こうとしません。
当方も急ぎの用事がある身ではなく、チビトラニャンの気が済むまで付き合うつもりでいましたが、じっとしていると筋肉が熱を発しない所為でしょうか、寒気が身に沁み込んで来ます。
そこで無駄とは分かっていますが、取り敢えず要望を言ってみました。
「家に入ろうか」
「iyadayo」
「そんなことを言わずに入ろう」
「iyadayo」
チビトラニャンの背中に手を当ててみれば太陽光で体毛は温かく、そっと撫でながら指先の暖を取ります。
「温かいだろう」
「ニャーン」
「なら、そろそろ家に入ろうか」
「iyadayo」
日の当たる ねぐら見付けて 眠り猫