2018年 09月 29日
金木犀の香り
いつもより数日遅れて、金木犀の香りが届きました。発生源は、庭の片隅でブロック塀の手前です。
いつもより上品な香りですから、相方に教えてあげました。
「今年は上品な香りだよ」
「あら、本当。雨なのに大変ね」
確かに、人なら雨読晴耕ですから、敢えて雨の日に花を咲かせようとはしませんが、自然の摂理はそうではないようです。花開く条件さえ揃えば、雨など気にしない。
一緒に散歩に出た虎猫は、そうではありません。金木犀の香りを楽しみながら道草など喰っていましたが、相方の言葉には素直に従います。
「寒いから家に入ろう」
尻尾を天に向け先頭で家に入る姿は、既に山賊の親分でした。
金木犀 一枝咲いて 吾を呼び