2018年 09月 25日
予想外の審査評価
審査員は、組織の為に厳しい審査をする習性があります。中には手を抜いて、当り障りのない審査で終える審査員も居ますが、組織からの評価は審査員の思惑通りにはなりません。
先日の審査は、過去の審査員が見逃した点まで厳しく追及したものでした。従い、事務局の方は簡単には納得してくれません。それでも、誤解を正さないことには、環境ISOの意図する成果を達成することは叶わず、繰り返し説明した上で軌道修正を提案します。
環境ISOの意図する成果は、事業目的を達成する視点から、環境目標の達成、環境パフォーマンスの向上(環境負荷の低減)、順守義務を満たす(コンプライアンス体制の強化)ことですから、それをシステムの推進役である事務局に理解して貰わなければなりません。
とは言え、事務局の審査を厳しくすれば、事務局が審査員を評価する立場にありますから、後日届く審査員評価は厳しくなるものです。それは覚悟の上とは言っても、やはり懸命に説明した結果が反映されない評価は虚しい。
ところが、予想外に大人の評価を頂くこともあります。
「説明等も的確で随分勉強になるところも多く、中身の濃い審査でした」
かようなコメントが付けば、間違いなく世辞ではありません。
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