2018年 05月 27日
ロウバイの実の毒
寒風の吹く中、ロウに似た花を咲かせ、春にはラグビーボールに似た実を付けるロウバイは、花の咲く時期に訪れる人が多いのに、実の生る時期に殆ど訪れる人が居ないのは何故だろう。
梅の実も同じかも知れないが、梅林の持ち主は梅の実を収穫して、梅干しや梅酒に使う。ロウバイの実は、梅の実と異なり摘み取る人はいない。その差が気になり、インターネットで調べてみればとんでもない事実が判る。
ロウバイの実には、日本では毒物及び劇物取締法の毒物に指定されているストリキニーネに似た毒性があり、摂取してから30分ほどで強い痙攣が起こり、最悪の場合は呼吸困難で死に至るとあり、梅の実とは同様には扱えない。
果たして、かような毒が含まれていること、ロウバイの花を楽しむ人は承知しているであろうか。少なくとも自分は承知していなかったから、幼い子供が誤って口にしないよう、大人は教えなければならないようだ。
ロウバイは 実に毒あると 狼狽し