2006年 02月 13日
さあ、お立会い
「飲料の卸をなさっているのですか」
「その件に関しましては、審査の指摘事項となるおそれがありますので、回答を控えさせ
て頂きます」
「それでは、貴社の取引先で、貴社が要望を出したら、それを受け入れる企業がありますか」
「この件も、先程と同じ理由で、回答を控えさせて頂きます」
かように、審査員の質問に何も答えなければ、審査を経てISO登録を果たすことはできません。
「今年度の目標を見せて頂けますか」
「申し訳ありません。営業目標が既にあり、環境目標など作成しなくても良いと指示しました。トップである私の不徳の致すところで、誠に申し訳ありません」
これまた、審査員の質問に答えるものの、口先だけの謝罪ばかりでは、先に進まないことは明らかでしょう。
大人のこうしたやりとりを、子供達が真似したらどうなりますか。
「先生の質問に答えなさい」
「発言により、成績に影響が出ますで、回答を控えさせて頂きます」
これでは、授業にならないでしょう。
「隣の子のノートを隠したのは、君ですね」
「申し訳ありません。いたずらが過ぎました。本当にすいません」
これは、真似しても良いかもしれません。それも、心から詫びることが必要ですが。
人により 開き直って 謝って