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白髪の旅ガラス

移行審査の責任

 環境ISO規格は、2004年版から2015年版に改訂され、移行審査の期限も迫っています。2015年版は2004年版に比べ大きな改訂はなかったものの、新たに対応しなければならない要求があり、移行審査では必ずその点を検証しなければなりません。


 ところが、移行審査時に新たな対応が必要な項目の検証が十分でないケースが見受けられます。それは、審査側の責任ですから、反省を込めて、どんな事例か紹介しましょう。


事例① 規格6.1.1一般(リスク及び機会の決定)の要求事項は、4.1内外の課題、4.2利害関係者との約束、6.1.2環境側面、6.1.3順守義務に関するリスク及び機会を決定する要求に対し、4.26.1.3に関するリスク及び機会の決定がなされていない組織に対し、移行審査の審査員は検出課題にしていません。


 事例② 規格8.1運用の計画及び管理の要求事項は、6.1及び6.2で特定した取組みを実施するプロセスの要求に対し、6.16.1.2環境側面のみの説明に終始する組織に対し、移行審査の審査員は、6.1.1リスク及び機会、6.1.3順守義務、6.2環境目標の取組みを実施するプロセスの不備の検出課題がありません。


これらの原因は、審査員の力量不足、20年間近く継続した環境ISOの仕組みを変える難しさを理解し過ぎた審査員の人の良さ、徐々に仕組みを改善すれば良しとする審査員の太っ腹ではないかと推測します。


春嵐 現場審査の 服濡らし



by tabigarasu-iso | 2018-04-25 20:20 | ISOマネジメント | Comments(0)